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スペリーソールのビットローファー

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いつだったか忘れるくらい前、おそらく20年近く前に購入したBEAMS Fのオリジナル イタリア製ビットローファー。

 

 

 

 

 

 

 

 

当時イタリアのファクトリーブランドを多く扱うお取引先から、イタリアのファクトリーで作った面白いスリッポンがあると紹介され、それに色々手を加えてオーダーしたのがこの靴。

 

 

アメリカのレザーデッキシューズのようにアッパーにオイルドレザーを使い、ソールはデッキシューズと同じスペリーソール、デザインはイタリアらしいビットローファーという、アメリカとイタリアをミックスしたようなテイストは当時あまりなく、お客様やスタッフにもとても人気がありました。

 

 

ずっと履いていなかったのですが、数年前からSEBAGOやTOP SIDERのレザーデッキを履くようになると、スペリーソールのビットローファーもまた履けるかなと思い、シュークローゼットから引っ張り出して履いていました。

 

 

自分はただ昔の靴が懐かしくて、特に深い意味もなく気分で履いていたのですが、当時を知らないスタッフやお客様から意外と評判が良く、それならば今の雰囲気にアップデートさせて復活できないかと考えました。

 

 

当時のファクトリーが今あるのかどうかもわからないので、現在取引があるファクトリーに画像を見せたところ、スペリーソールとアッパーのオイルドレザーが見つかればできそうだという返答。

 

 

その後、ソールはあっさり見つかったのですが、アッパーのオイルドレザーの厚みが足りのと、色がイメージと違うので何度もレザーを探してもらい、サンプルチェックを繰り返してやっと出来上がったのが、この靴です。

 

 

 

 

 

 

IL MOCASINOのスペリーソールのビットローファー。

 

 

当時のものと比べると随分スマートな感じに見えます。

 

 

時代性に合わせてアップデートしていくことが大事です。

 

 

ソールは当時と同じメーカーのものが付いています。

 

 

 

 

スペリーソールは、もともとヨットの甲板で使われるデッキシューズのソールに使われていて、水に濡れても乾いた状態と変わらずグリップするように、ソールに波状の切れ込みが入っています。

 

 

なので、このソールも雨の日に履いてもかなりグリップします。

 

 

そして、レザーソールに比べるとソールの返りがとても柔らかいので、履き心地もすごく楽です。

 

 

ブラックはビジネスシーンでグレーのスラックスにも合わせられるように、ソールもブラックにしています。

 

 

 

 

 

 

ビジネスシーンだけでなく、モノトーン的なコーディネートにも合わせられるので、意外とこのブラック×ブラックは使えるかなと言う印象です。

 

 

このスペリーソールのビットローファー、春夏の軽快なコーディネートには本当に重宝します。

 

 

数年前にドライビングシューズが流行った時に、色々なコーディネートに合わせていた方が多かったと思いますが、それと同じくらいカジュアルからジャケットスタイルまで、幅広く合わせることができるスリッポンです。

 

 

ちなみに、「ドライビングシューズは今履けるか」という質問をよくいただきますが、定番アイテムなので履けないことはないのですが、今の流れではないので、積極的にはおすすめしないというのが答えです。

 

 

定番なので、また数年後に流れが戻ってくることもあると思います。


定番アイテムであっても必ず流行りすたりはあるので、私の20年前のスペリーソールのビットローファーのように、持ち続けられるのであれば保管しておいた方がいいと思います。

 

 

スペリーソールのビットローファーは、ドライビングシューズとしても使えるので、休日の足元にも最適です。

 

 

スニーカーではカジュアル過ぎて、レザーソールの靴では堅すぎると感じる人には、是非お勧めしたいシューズです。

 

 

そして、最近よくお問い合わせいただく、クールビズスタイルにもおすすめしたいシューズです。

 

 

ご興味のある方は、是非最寄りの店舗でご試着してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月30日の鴨志田さんとのインスタライブ、本当にたくさんの方にご視聴いただきました。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

アーカイブは私のインスタグラムのアカウント@beams_nakamuraのIGTVでご覧いただけます。

 

 

見逃された方は、是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、6月6日(土)21:00からコロニークロージングの河村さんと2回目のインスタライブを行います。

 

 

 

 

前回の続きで、今回は2000年前半から現在に至るまでの、ドレスクロージングの流れをお話ししたいと思います。

 

 

2000年代以降になると、多くの方が実際に経験されていることも多いと思いますので、リアリティーのある話も多くなると思います。

 

 

是非ご覧ください。


カノコのプルオーバーシャツ

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個人的に好きなアイテムのひとつでもある長袖のプルオーバーのシャツ。
 
 
普通のシャツよりもカジュアルに見えるので、装いが軽くなるこれからの季節には最適なシャツです。
 
 
特にカノコ素材のプルオーバーは、ストレッチがきくのでとても着やすく、ホワイトやネイビーの定番カラーを中心に襟型違いで何枚も持っています。
 
 
そして、今シーズン新たに購入したカノコのプルオーバーがこれです。
 
 
 

 

 
 
 

GUYROVERのカノコのプルオーバーシャツ。

 

 

 
 
ホワイトやネイビーのプルオーバーは、前に買ったものが何枚かあるので、今回はブラウンを購入しました。
 
 
このプルオーバーシャツの特徴は、襟がワンピースカラーになっていること。
 
 
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ワンピースカラーは、台襟に襟をつける普通のシャツと違い、台襟と襟が一枚でできているのが特徴。
 
 
イタリア語でDOPPIO USO(ドッピオ ウーゾ)と言われ、襟が立ちながらオープンカラーのように開くので、イタリアでは古くから夏の定番としてとてもポピュラーな襟型です。
 
 
このワンピースカラー、普通の前開きのシャツはイタリアのシャツメーカーであれば、やっていないところはないと言える程ポピュラーなものですが、プルオーバーでワンピースカラーと言うのはあまりなく、さらにカノコ素材と言うのはほとんど見かけません。
 
 
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素材にも特徴があり、見た目はカノコではなく、イタリアの夏の定番生地であるGIRO INGLESE(ジーロ イングレーゼ)と言われるメッシュのシャツ生地風に見えます。
 
 
触らなければカノコではなく普通の布帛に見えるのも、このシャツのいいところです。
 

 

裾は緩やかなラウンドになっています。

 

 

 
 
パンツにインしてもアウトにしても着られるように着丈の長さを調節していますので、休日にカジュアルで着たいという方にもおすすめです。
 
 
数年前のGUY ROVERのカノコは、洗うと着丈がかなりつまると言われていましたが、最近のカノコは自然乾燥であればほとんどつまりはありません。
 
 
自分で水洗いして自然乾燥後に着丈の寸法をはかったら、逆に2㎝くらい伸びていました(苦笑)。
 
 
コーディネートは、手持ちのベージュ系のジャケットやスーツに合わせようと思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
こんなイメージで、ベージュの無地のジャケット、ストライプのジャケット、コットンスーツと、全て持っているものでコーディネートできます。
 
 
夏になってシャツ一枚になった時は、シンプルにホワイトパンツと合わせようと思います。
 
 
自分はオンの時は半袖は着ないので、長袖を腕まくりして着ます。
 
 
厚手のカノコだと袖まくりした部分が厚くなるのですが、このカノコは薄手なので、その心配もいりません。
 
 
自分は襟をジャケットの外に出して着ますが、出すのが嫌な方は中に入れても襟が立つので無理に出すことはありません。
 
 
 
色は他にホワイト、ベージュ、ブルーの3色展開しています。
 
 
今シーズンは普通のオープンカラーのシャツも多く見られますが、ワンピースカラーはオープンカラーとワイドカラーの両方の要素を持つシャツなので、着たことが無い方には是非おすすめしたいシャツです。
 
 
最近クールビズのスタイルについてよくご質問をいただきますが、クールビズと一言で言っても業種や会社によってルールが違うので、その方の会社でどのようなルールがあるのかわからないと、アドバイスが的外れになる可能性があるので、なかなか難しいなと思っています。
 
 
なので、このカノコのプルオーバーは、比較的服装のルールが緩いお仕事の方におすすめしたい、私の考えるクールビズ的なシャツでもあります。
 
 
ご興味のある方は、是非最寄りの店舗でご試着してみてください。
 
 
 
 
 
 
こちらも合せてお試しいただければと思います。
 
 
クールビズは色々な要素があって、なかなか難しいです・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
MEN'S EX Onlineの連載 ”中村アーカイブ” 更新しました。
 
 
 
 
今回は1992年に購入したBROOKS BROTHESのマドラスチェックBDです。
 
 
是非ご覧ください。
 
 
 
 
 
 

 

コードレーンのパンツ

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在宅勤務中なにも買えなかったので、最近色々買い物をしています。
 
 
コードレーンのパンツは数年前に購入したINCOTEXのワンプリーツのサイドアジャスターを持っているのですが、シルエットが細く感じるようになり、しっくりこなくなっていたので、新しいものに買い換えました。
 

今回購入したのがこのパンツです。
 
 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
グルカパンツと言うと、こんなふうに左右両方にバックルが付いたモデルが一般的です。
 
 
 
 
最近色々なブランドが展開しているので、BEAMSでもここ数年毎シーズン何かしら展開していますが、私が大学生だった80年代前半に大流行したことがあるので、自分にとってはとても懐かしいパンツでもあります。
 
 
ちなみに、その当時はウィメンズでもグルカのショーツが大流行していて、太いショーツだったので女性が穿くとキュロットスカートのように見えるのも流行った理由なのかなと思っています。
 
 
当時足元はメンズもウィメンズもグルカサンダルやエスパドリーユが流行っていました。
 
 
そう考えると、やはり昨今の流れは80年代のリバイバルが多いですね。
 
 
 
 
 
 
このジェルマーノのグルカパンツ、グルカと言っても片側だけにアジャスターをつけた、通称 ”片グルカ” と言われるタイプです。

 

 

 
 
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3~4年前くらいからPITTIでこのようなモデルを穿く人を見かけるようになり、当時はおそらくスミズーラで仕立てたものを穿いている人が大半だったと思うのですが、その後既製品でも展開するブランドが増えて、最近はよく見かけるディティールになりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
こんな感じで、最近はPITTIの会場でも片グルカのパンツを穿く人を結構見かけるようになりました。
 
 
このジェルマーノのグルカ、ここ数年自分が気に入って穿いている2プリーツのパンツと比べると全体的にほんの少しだけ太いです。
 

でも、それが全く気にならないほどキレイなシルエットなんです。
 
 
裾幅も自分の股下に直すと19㎝くらいになるので1㎝だけ詰めて18㎝にしました。
 
 
それ以上細くすると渡りと膝幅からのつながりが悪くなり、逆に19㎝だと広すぎて自分の体形には合わないので、裾幅は18㎝くらいが一番しっくりくる寸法なんです。
 
 
よく裾幅についての質問を受けるのですが、渡り幅や膝幅の全体のシルエットのつながりで裾幅は決めるものなので、誰が何センチ幅で穿いているということではなく、実際に穿いているパンツのシルエットと体型を見ないと何とも言えないのが正直なところです。
 
 
 
 
 
 
コーディネートはシンプルにネイビーやホワイトで合わせようと思っています。
 
 
ジャケットはネイビーやホワイトや淡いベージュの無地。
 
 
シャツはネイビーのリネンやワンピースカラーがいいと思います。
 
 
ホワイトのシャツはなんでも合いますが、普通のワイドのシャツを合わせるとシンプル過ぎて味気なくなるので、プルオーバーやバンドカラーのようなディティールに特徴のあるシャツがいいと思います。
 
 
その場合、私は半袖のシャツは着ないので、長袖をまくって着ます。
 
 
ポロシャツはなんでも合いますが、スキッパーのようなボタンのないタイプの方がいいかなと思います。
 
 
片グルカの場合、シャツもポロシャツも裾はインするのが基本ですが、ウエストのディティールが見えなくてもいいのであれば、アウトで着ても何も問題はありません。
 
 
そのあたりは柔軟に考えていいと思います。
 
 
足元はエスパドリーユのようなリゾート感のあるようなものがイメージですが、グルカサンダルやベルジャンシューズのような軽くて柔らかいシューズも相性がいいです。
 
 
前にこのブログでご紹介したスペリーソールのビットもいいですね。
 
 
ホワイトバックスやネイビーとホワイトのコンビのローファーを合わせとクラシックな感じになります。
 
 
とにかく足元は重くならないように合わせるのがポイントです。
 

自分の中では買う前からコーディネートはすでに固まっているので、あとは着るだけなんです(笑)。
 
 
実はこのモデル、展示会で見て自分がどうしても展開したくてオーダーしたモデルなんです。
 
 
生地も清涼感があってシルエットもキレイなので、是非おすすめしたいパンツです。
 
 
ですが、ベルトレスやプリーツパンツが苦手と言う方にはおススメしません。
 

私も苦手なものや自分が着ても似合わないと感じるものはトレンドであっても着ないので、ご自身が好きでしっくりくるものを着ることをおススメします。
 
 
ただ、食わず嫌いと言うのもあるので、試着してから判断するようにしています。
 
 
試着はタダですからね(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに、このモデルは秋冬も展開しています。
 
 

 

 

 
 
千鳥格子の片グルカ、かなりささります。
 
 
もしシアサッカーを試着してシルエットが気に入っていただければ、是非秋冬のラインナップもチェックしてみてください。
 
 
スタッフにお申し付けいただければ画像をお見せすることができます。
 
 
 
 
 
 
 
例年はイタリア出張に行っている時期ですが、今年はコロナ渦で中止。
 
 
9月に延期になったPITTI UOMOも結局中止となりました。
 
 
いつもは出張に持っていくものを色々考える時期ですが、今年はそれもないので梅雨時期の今着るものと真夏に向けての買い物が中心になっています。
 
 
春夏ものでまだ色々欲しいものがあるので、購入したらまたご紹介します。
 
 
とりあえずドローコードのパンツを二本検討しています。
 
 
たくさん持っているのですが・・・
 
 
ショーツを穿かない自分にとっては夏の必需品なんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
MEN’S EX Onlineの連載 ”中村アーカイブ” 更新しました。
 
 
 
 
今回は90年代後半にオーダーした、SOMES SADDLEのブリーフケースについてです。
 
 
是非ご覧ください。
 
 

 
 
 
 

 

洋服屋のクールビズ

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最近クールビズのスタイルについての質問を多く受けるのですが、質問される方の会社がどのような服装規定なのかわからないと的外れな回答になるので、なかなか難しいというのが正直なところです。
 
 
基本的に自分はTPOだけ守れば何を着ても問題ないので、服装規定がなんでもありの方であれば少しは参考になるアドバイスができるかなと言う感じです。
 
 
と言うことで、今回は ”洋服屋のクールビズ” と題して、私の最近のクールビズ的なコーディネートをご紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
昨年購入したERNESTOのストライプジャケット。
 
 
 
 
 
 
少し艶っぽさもあるジャケットなので、あえてイタリアっぽくないポロシャツを合わせて、イタリア感が強くならないようにしているのがポイントです。
 
パンツは3年前くらいに購入したGERMANOの2プリーツのホワイトパンツ
 
 
足元は黒っぽく見えますが、ダークブラウンスエードのタッセルローファーです。
 
 
ちなみに、昨年のPITTIでは、こんなスタイルでした。
 
 
 
 
こちらはブラウンのニットポロでパンツはGTAのベージュのベルトレス、足元はビットローファーです。
 
 
同じポロを使ったコーディネートでも、色だけでなく、襟型が違うと随分雰囲気が変わると思います。
 
 
足元も装飾性のあるビットローファーだと少し派手な印象になります。
 
 
このように、合わせるアイテムが少し違うだけで印象が随分変わるので、派手に見せたいか落ち着いた感じに見せたいかで、アイテムを選びを考えるといいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5年くらい前に購入したERNESTOのストライプジャケット。
 
 
エルネストはとても柔らかくて軽いので、毎シーズン何かしら購入していますが、リネン混のものは特に軽い着心地なので、この時期好んで着ています。
 
 
上と同じネイビーポロを使ったコーディネートですが、台襟が付いたワイドの襟のポロシャツを合わせています。
 
 
 
 
ちなみに、自分が着ているのは7~8年くらい前に購入したものです。
 
 
最初に紹介したベージュのストライプと比べると、ブルー系で色が落ち着いているので、あえてイタリアらしいポロシャツであわせました。
 
 
ちなみに、自分は襟を出して着ていますが、台襟が付いたポロは襟を出さなくても襟のロールが綺麗に出るので、襟を出すのが嫌な人は襟を中に入れて着てください。
 
 
一般の方が洋服屋のこなしをそのまま真似る必要はないので、取り入れれられる部分だけ取り入れてください。
 
 
パンツは昨年購入したGTAのホワイトのベルトレス
 
 
ベルトレスなので、ポロシャツの裾はパンツにインしていますが、出して着ても問題ありません。
 
 
ただし、裾を出す場合は着丈が長いとバランスが悪くなるので、着丈の長さは注意してください。
 
 
靴はネイビーのスエードのタッセルを合わせましたが、これは失敗でした・・・
 
 
色を合わせ過ぎて野暮ったいですね。
 
 
黒のビットローファーなど軽いスリッポンにするべきでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
3年前にBEAMSのカスタムテーラーでオーダーしたシャンブレイのスーツ。
 
 
 
 
 
 
翌年には製品化して、たいへん好評をいただいたので、持っている方も多いのではないかと思います。
 
 
今でも気に入ってよく着ているのですが、パンツのヒップの色が少し落ちてきたので、来年また同じ生地でオーダーしようかなと思っています。
 
 
今シーズンよく合わせているのが、カスタムテーラーでオーダーしたドレスゴードンのタブカラー。
 
 
 
 
 
 
春先はこのシャツにネイビーのニットタイを合わせていましたが、暑くなってきたので最近はフレンチアイビー風にノータイで着ています。
 
 
タブカラー自体馴染みがないのにタブカラーのノータイなんて、という方も多いと思いますが、自分がBEAMSに入社した頃には既にタブカラーはBEAMS Fの定番で、私がBEAMS Fのショップマネージャーだった頃は、ビジネスシャツとしてもかなり人気のシャツだったので、自分にとってはドレスシャツの定番が久しぶりに戻ってきたという認識しかないのです。
 
 
さらに、BEAMSに入社した頃はフレンチアイビーが流行っていて、タブカラーのノータイもBEAMSの定番スタイルだったので、自分は全く違和感がないのです。
 
 
とは言っても、その時代に生まれていなかった人も多いと思うので、違和感があるのは仕方ないと思います。
 
 
タブカラーに違和感がある方は、無理せずボタンダウンや普通のワイドのシャツをあわせてください。
 
 
靴は黒のビットローファー。
 
 
シャンブレーとタータンと言うシンプルなコーディネートなので、足元は少しだけ装飾性のあるビットローファーでバランスをとりました。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

2年前にスミズーラしたDALCUOREのコットン リネンのスーツ。

 

 

 
 
 
 
シャツはイタリアの夏のシャツの定番ワンピースカラー。
 
 
2年前に購入したGUYROVERのものです。
 
 
スーツがとても発色が良く綺麗なブルーなので、ホワイトのシャツではコントラストがつきすぎて派手に見え、サックスのシャツだとぼやけてしまい、柄のシャツは品が悪く見えるので、ネイビーのシャツでVゾーンを引き締めバランスを取りました。
 
 
リゾートっぽいリラックス感をだすために襟を出していますが、ワンピースカラーは襟を中に入れても襟のロールが出るので、これも襟を出すのが苦手な人は無理せず襟を中に入れて着てください。
 
 
ただし、このスーツにネイビーのワイドの襟は個人的に無いんです・・・
 
 
ワンピースカラーか、プルオーバーのシャツ、ポロという選択肢です。
 
 
理由はスーツの素材感や色のイメージからリラックス感がポイントなので、そのような雰囲気のシャツで合わせたいということなんです。
 
 
足元はシンプルに黒の表革のタッセルです。
 
 
ちなみに、2年前のPITTIでのタイドアップはこんな感じでした。
 
 

 

 

白のオックスフォードのタブカラーに3色のワイドピッチのストライプ。

 

 

スーツが派手に見えないようにVゾーンは抑え目なコーディネートです。

 

 

タブカラーはシンプルなコーディネートにちょっとした変化が欲しいときに役立ちます。

 

 

 

 

 
 
 
 
4年前に購入したDEPETRILLOのオリーブグリーンのコットンスーツ
 
 
 
 
 
 
昨年購入したBRILLA オリジナルのリネンのプルオーバーシャツとあわせました。
 
 
グリーンのグラデーションなので、色は合うのは間違いないのですが、ポイントはグリーンのトーンなんです。
 
 
スーツがオリーブグリーンなので、シャツのトーンが明るくないとかなり地味で野暮ったいコーディネートになってしまいます。
 
 
もともと真夏用に一枚で着ることを考えて購入したシャツですが、結果的にこのスーツにコーディネートできる色でした。
 
 
プルオーバーシャツはスリムなボディーにすると着たり脱いだりできなくなってしまうので、必然的に緩いボディーになります。
 
 
パンツにインするとボディーが少し緩く感じますが、それがリラックスした感じに見えるので自分は気に入っています。
 
 
足元はブラウンとオリーブのキャンバスのコンビのタッセルにしましたが失敗でした・・・(苦笑)
 
 
グリーンの分量が多すぎて野暮ったく見えます。
 
 
スーツにローファーは普通は合わせませんが、この場合コットンスーツのカジュアルコーディネートなので、ブラウンのローファーでも良かったかなと思います。
 
 
ちなみに、4年前のPITTIでのタイドアップのコーディネートはこんな感じでした。
 
 
 
 
シャンブレーのタブにネイビーのニットタイ。
 
 
これもシンプルなコーディネートなので、タブカラーで襟の表情に変化をつけているのがポイントです。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年オーダーで作ったDEPETRILLOのダブルブレストのスーツ

 

 

 
 
普通はこんなクラシックなストライプスーツにポロは合わせないですが、このスーツは4プライのフレスコという、ドライタッチで目の粗い生地を使っているのがポイント。
 
 
このスーツの生地が番手の細い糸を使ったトロピカルの生地であれば、このようなコーディネートはしません。
 
 
ビジネスに着るようなスーツをクールビズ的に着る場合は、スーツの素材感に注意してください。
 
 
昨年のイタリア出張の時も同じコーディネートでした。
 
 
 
 
靴はブラックスエードのベルジャンシューズ。
 
 
靴もスーツの生地の素材感に合わせスエードにしました。

 

 

 

 
 
 
 
 
 
今回は7パターンのコーディネートをご紹介しました。
 

見ていただくとわかるのですが、アイテムは以前買ったものがほとんどで、特別なものはなくベーシックで定番的な色や柄のアイテムがばかりです。
 
 
そして、インナーに着るものは休日にも使えるものが多いというのもポイントです。
 
 
私は基本的にシンプルなコーディネートしかしないので、文中に書いたようなポイントだけ気にしながらコーディネートしています。
 
 
一番難しいのが靴の選びで、私もしばしば失敗しています(苦笑)。
 
 
今回は洋服屋(私の)クールビズスタイルについてご紹介しましたが、少しでも皆さんの参考になればと思います。
 
 
もしご好評いただければ、続編もやりたいと思います。
 
 
”こんなの参考にもならない” とか ”ぜんぜんカッコよくない” という声が多ければやめます。
 
 
無理せず自分らしいコーディネートを心がける。
 
 
それが私のポリシーです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

LOOPWHEELER 半袖スウエット

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この時期、休日によく着るカジュアルアイテムがあります。

 

 

5年くらい前に展開していたBRILLAのオリジナルの半袖スウエット。





真夏ではない時期にTシャツ一枚ではたよりなく感じるので、Tシャツよりもしっかり感のある半袖スウエットは休日着としてとても重宝します。

 

 

グレー以外の色も欲しいと思っていたのですが、なかなかしっくりくるものが見つからず、ずっと探していました。

 

 

今シーズン目をつけていたモノがあり、先日原宿のBEAMS PLUSで試着したところ、かなり自分のイメージに近かったので、さっそく購入しました。










LOOPWEELERのエクストラライトの半袖スエット。

 

 

 

ラグランスリーブで細すぎず緩すぎないフィット感もイメージどおり、欲を言えば着丈が2~3cm短ければパーフェクトですが、そこはいまのカジュアルのスタイルを考えると、許容しなければならない部分かなと思っています。

 

 

私はTシャツやポロシャツの着丈が長ければお直しで詰めるのですが、スウエットはリブがあるのでお直しは難しく、着丈の長さは重要なチェックポイントです。

 

 

普通の裏毛のスウエットは真夏は暑くて着れないですが、このループウイラーの半袖スウエットは、BEAMS PLUSの為に開発されたエクストラ ライトプラスという、最も軽い生地を使っているので真夏でも着れそうです。

 

 

コーディネートは特に難しいことはなく、自分は休日によく穿くドローコードのパンツとあわせています。

 

 

肌寒く感じるときは、その上にGジャンや4ポケットのジャケットを羽織ったりしています。

 

 

休日はなるべく気軽で気楽に着れるシンプルな服しか着ないので、このような一枚でサマになるアイテムは本当に重宝します。

 

 

ということで、先週購入してすでに2回着ました。

 

 

肌触りもとても良く、サイズ感も気に入ったので、少しタイトに感じるようになったBRILLAのオリジナルの買い替えでグレーも購入しました。





そして、ホワイトがあれば3枚買いするところですが、今シーズンは展開がなく・・・

 

代わりにすすめられたBEAMS PLUSのオリジナル

 

 

はボディーが大きすぎて50過ぎのオッサンには難しく、

 

 

 

BEAMS Fで展開しているTHREE DOTS

 

 

はフィット感も着心地もいいのですが、自分のイメージよりも上品過ぎて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

なかなか難しいですね。

 

 

シルエット、素材感、自分のスタイルにあったトレンド感など、色々突き詰めていくとカジュアルは本当に難しいです。

 

 

来年展開するのを期待するか、他社で探すか・・・

 

 

ないものねだりのモノ探しは続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洋服屋のクールビズ 2

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以前アップした洋服屋のクールビズスタイル。

 

 

読者の方から賛否のコメントはまったくなかったのですが、インスタグラムのいいねやコメントは結構ありましたので、今回は続編で最近の私のジャケットやスーツのクールビズスタイルをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャケットは今シーズン購入したERNESTOのストライプジャケット。

 

 

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インナーは数年前に購入したNAPOLEONERBAのネイビーカノコのスキッパーを合わせました。

 

 

前立てもついていないシンプルなスキッパーなので、この場合は襟を出さないとスキッパーを合わせる意味がなくなるので、襟だしスタイルです。

 

 

襟が大きくないので、襟を出しても大袈裟に見えないのが、このスキッパーのいいところ。

 

 

オフの時はこのスキッパーにジャブスのネイビーのドローコードのパンツを合わせてよく着ています。

 

 

パンツは数年前に購入したGERMANOの2プリーツのホワイトチノ。

 

 

ジャケットの白場がオフホワイトなので、ホワイトパンツでも若干コントラストがつくところがポイントです。

 

 

足元はPARABOOTSのADONISのネイビー。

 

 

ちょっとフレンチっぽい雰囲気も入れたかったので、靴はあえてネイビーカーフのローファーにしました。

 

 

ちなみに、ナポレオンエルバは残念ながら2年前に廃業してしまいましたが、今シーズンナポレオンエルバのスキッパーを作っていたファクトリーで、同じカノコ素材を使って同じモデルで復刻させました。

 

 

GUERCILENA 1944 カノコスキッパー。

 

 

 

 

余計なディティールがないシンプルなスキッパーですが、自分はかなり気に入ってここ数年真夏によく着ています。

 

 

裾にリブのついたニットポロ、台襟付きのポロ、LACOSTEの定番のカノコポロ、そしてスキッパーと、襟型や素材違いでネイビーのポロを持っていますが、これが使い勝手がとても良く、この時期はジャケットやスーツとあわせたり、オフの日はカジュアルに合わせたり、本当に重宝しています。

 

 

ネイビーのポロは、私のクールビズの定番アイテムです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年イタリアで個人オーダーした、THE GIGIのウールのシアサッカーのスーツ。

 

 

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少しグレーがかった絶妙なブラウンで、軽くて涼しいウールのシアサッカーというのも気に入ってオーダーしました。

 

 

なぜ店舗で展開しなかったかと言うと、ピークドラペルでチェンジポケット付きという、ショップスタッフによく言われる”難易度が高いスーツ”だったので、個人オーダーにとどめました(苦笑)。

 

 

難しそうに感じる方も多いと思いますが、意外と手持ちのアイテムであわせられます。

 

 

 

 

上の画像であわせているのは、昨年購入したBOLZONELLAのシャンブレーのワンピースカラー。

 

 

このシャツは、襟がセミワイド風のワンピースカラーなので、襟を外に出した方が雰囲気がいいです。

 

 

これにネッカチーフを巻くようなスタイルが最近のPITTIのスナップでもよく見られますが、自分は盛りすぎたお洒落感が苦手なので、ポケットチーフを挿すくらいにとどめます。

 

 

もう少しハズしたい時は、今シーズン購入したボルゾネッラのシャンブレーのウェスタンをあわすこともあります。

 

 

あくまでハズしたコーディネートですが、ウェスタンシャツは自分にとっては着回しのきくアイテムなのです。

 

 

そして、BEAMSの若いスタッフならこんなTシャツをあわせるかもしれません。

スポーティーなスーツにボーダーのTシャツ

 

 

、まさに洋服屋のクールビズですね。

 

 

スーツに無地のTシャツをよくあわせている人は、是非ボーダーにもチャレンジしてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンオーダーで作ったグリーンのグレンプレイドのスーツ。

 

 

 

 

 
 
シンプルに白のオックスフォードのタブカラーにブラックのニットタイをあわせました。
 
 
生地はスコットランドのKYNOCH(カイノックの生地。

 

 

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いわゆるフレスコと呼ばれる強撚糸を使ったドライタッチの生地で、通気性も良いので夏には最適な生地です。

 

 

グリーンにグレーをミックスしているので、グレーっぽくも見えて意外とあわせやすい。

 

 

コーディネートのポイントは、タブカラーとブラックのニットタイ。

 

 

スーツのグリーンを活かすためにコーディネートは極力シンプルにしました。

 

 

シャツの襟をタブカラーにして首元に少し変化をつけて、ネクタイはスポーティーなニットタイをあわせたのがポイントです。

 

 

スーツの生地がグレーをミックスしているので、ネクタイの色は最初から黒の無地がイメージでした。

 

 

足し算と引き算を使って、シンプルですが地味にならないように気を配りコーディネートしました。

 

 

ニットタイは芯地が無いので、クールビズのネクタイとしては最適です。

 

 

自分が普通のビジネスマンで、真夏でもネクタイをしなければならない立場であれば、おそらく毎日ボイルやリネンのシャツにニットタイですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年前に購入した、DEPETRILLOのブルーのウインドウペンのジャケット。

 

 

 
 
ちょっと派手に感じて、最近あまり着ていなかったのですが、このジャケットを落ち着いた感じに見せるコーディネートを思いつき、久しぶりに着てみました。
 
 
 
 
ポロの襟を出すとジャケットが派手に見えるので、この場合は引き算でジャケットの中に入れます。
 
 
パンツは昨年の秋に購入した、GERMANOのサイドアジャスターのデニムのスラックス。
 
 
ネイビーのパンツをあわせると野暮ったくなるので、デニムのスラックスでブルーのトーンに変化をつけるのがポイント。
 
 
ちなみに、以前はホワイトのパンツをよくあわせていましたが、ジャケットの色柄が強調されるので、今は自分の中でNGコーディネートになっています。
 
 
靴はブラックで、ローファーやタッセルだと堅くて重く感じるので、ビットローファーを合わせました。
 
 
ジャケット以外を同系色の濃いトーンで合わせ、ジャケットの色柄を少しでも落ち着いた感じに見せるのがポイントでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年購入したT-JACKETの生成りのジャージジャケット。

 

 

 

 

袖裏のないカジュアルなジャケットは、半袖をインナーに着ることが増える今の時期には快適でとても重宝します。

 

 

インナーは前回もご紹介した、BEAMS F オリジナルのイタリア製ニットポロ。

 

 

 

 

 

サラサラしてとても着心地が良いので、湿度が高い今の時期はジャケットやスーツのインナーとして大活躍しています。

 

 

パンツは昨年購入した、GTAのブラウンのシアサッカーのドローコード。

 

 

普通のスラックスに見えるドローコードのパンツは、カジュアルなジャケットとの相性もいいので、最近は雨でクリース入りのパンツが厳しいときもよく穿いています。

 

 

足元は相当前に購入したSANTONIのラバーソールのスリッポン。

 

 

今となっては少しノーズが長いですが、それを除けば丸いトゥやデザインは今のベルジャンシューズ風なので、雨の日の靴として結構活躍しています。

 

 

このコーディネートはご察しのとおり、雨の日コーディネートです。

 

 

ジャケットもインナーもパンツも靴も、濡れても皺になっても気にならず、湿度の高い日でも快適でいられるアイテムでコーディネートしました。

 

 

ポイントは色あわせ。

 

 

生成りのジャケットのインナーにダークブラウンのポロをあわせ、パンツもブラウンのストライプで色をずらしながらワントーンでコーディネートしました。

 

 

雨の日の色使いではないですが、しっかり雨対策をした洋服屋のクールビズです(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の場合はクールビズと言っても、それ用に特別なものを着るわけでもなく、基本的に持っているものの中で、いかに涼しく快適に着るか、暑苦しく見えないかを考えながら着ています。

 

 

ここ数年で、カジュアルなジャケットやスーツにTシャツをあわせるコーディネートが一般的になりましたが、自分は首が長いので襟がついていた方がしっくりきます。

 

 

そういった意味では、半袖のポロやワンピースカラーのシャツや、リネンのプルオーバーのシャツなど、夏の定番アイテムを使い、洋服屋的ななんでもありの中でも、自分なりのルールを決めてクールビズ的なスタイルを考えています。

 


クールビズ全否定で、夏でもスーツを着ろという人もいますが、温暖化でもはや亜熱帯地方と変わらないと言われる日本の真夏に、スーツにネクタイは体にも精神衛生上にも良くないと個人的には思っています。

 

 

加えて、今年はコロナ渦で真夏でもマスクをするとなると、スーツにタイドアップで熱中症になっては本末転倒です。

 

 

なので、今の時期涼しい日はタイドアップして、蒸し暑い日はジャケットやスーツにノータイで、30度を超えたらシャツ一枚になるというのが、ここ数年の自分の中で決めたクールビズ的なルールです。

 

 

ちなみに、シャツ一枚になった時はオンでは半袖は着ません。

 

 

ジャケットやスーツを着なくなったら長袖のシャツをまくって着るというのが、自分の中で決めたクールビズ的なルールです。

 

 

ということで、洋服屋のクールビズ第3弾は、梅雨明け後のシャツとパンツと靴のコーディネートをご紹介しようかなと思っています。

 

 

皆さんのご興味があれば、第3弾続けます・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ渦で生産がストップしていたパーソナルオーダーのスーツ。

 

 

忘れられていると思ったら、上がってきました。

 

 

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今回はかなりナポリっぽくしました。

 

 

ナポリっぽくは着ないと思いますが・・・

 

 

袖の直しに2週間。


梅雨明け前になんとか着れればという感じです。

 

 

 

 

JAPAN DENIM 2

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以前このブログで紹介した、RIZOLUTEのファイブポケットを購入してから、いわゆるJAPAN DENIMブランドに対する興味が深まり、以前から少し気になっていた日本のデニムブランドのファイブポケットを購入しました。
 
 
 

 

 

 
 
 
 
 
107はIVY FITという細身のストレートモデルです。
 
 
リアルアイビー世代の自分にとっては、IVY FITというモデル名だけで気にはなっていましたが、実際に試着してみると細身のストレート言うほど細くはなく、細くも太くもなく丁度いい太さのストレートという感じです。
 
 
オアスロウのホームページを見てみると、”60年代の東海岸のアイビーリーガ―をイメージして企画したモデル” と書かれているので、リーバイスの505のイメージで作られたモデルなのかなという印象です。
 

 

 
 
いずれにしろ、ジップフロントはオッサンにとっては楽でうれしい仕様ですね(笑)。
 
 
オアスロウはリゾルトのようにレングスのサイズが揃っていないので、丈の長さはお直しであわせなくてばなりません。

 

 
 
 
丈詰めをすると裾幅がオリジナルと変わることを気にされる方もいますが、このモデルは自分の丈に合わせると裾幅が18.5㎝くらいになり、ジャストレングスで購入したリゾルトとほとんど変わらないので、裾幅の調整は必要ありませんでした。
 
 
裾のステッチは綿糸のチェーンステッチにしましたが、お直し屋さんに綿糸がなく、糸を取り寄せてもらってからお直ししたので、すこし時間がかかりました。
 
 
何度か穿いてシルエットも気に入ったので、リゾルトと同様にホワイトデニムも欲しくなったのですが、BEAMSでは展開がなく、ネットでもあまり売っていないので色々調べたところ、今シーズンはなんとホワイトデニムを展開していない・・・

 

 
フレンチの流れが来ているので、ホワイトデニムは必須と思うのですが、カジュアルの世界ではドレスほどフレンチの流れはないので、ホワイトデニムはそれほど重要ではないようです。
 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
ということで、同じ107のIVY FITのホワイトデニムはネットで探して購入しました。
 
 
このモデルが本当にリーバイスの505をイメージして作られたモデルであれば、80年代にBEAMSのスタッフがフレンチアイビーのマストアイテムとして穿いていた、リーバイス505のカツラギのホワイト(生成)的なイメージもあるので、自分にとっては懐かしさも感じるデニムです。
 
 
購入したリゾルトの710モデルと比べると、シルエットは似た感じですが、腰回りはオアスロウの方が余裕があります。
 
 
リゾルトは前身が狭いので、フロントポケットに手を入れようとするとかなりタイトですが、オアスロウは手入れが楽です。
 
 
実際に購入して履き比べてみると、リゾルトは瘦せている人に向いていて、オアスロウはお腹が出ている人でもカバーできるパターンで作られているように感じます。
 
 
デニムはリゾルトの方がマニアックかなというのが個人的な印象です。
 
 
ということで、この二つのジャパンデニムブランドのファイブポケットをしばらく穿いていこうと思います。
 
 
ちなみに、今まで穿いてきたSIVIGLIAのファイブポケットも穿きます。
 
 
ファイブポケットでスラックスのような美脚シルエットというのは、くせとりができるイタリアブランドでないと作れないので、それは日本のデニムブランドのモノづくりとはまた別モノというのが自分の見解です。
 
 
最近アメリカ風のデニムが気になるけど、古着は苦手だし現行のアメリカブランドもピンとこない、という人にはおススメの2ブランドです。
 
 
ORSLOWの107 IVY FITはBEAMSのカジュアル店舗で展開していますので、ご興味のある方は是非ご試着してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最近私のカジュアルスタイルを見たいというコメントをSNSでよくいただきますが、休日のカジュアルスタイルは基本的に超シンプルなので、皆さんに見ていただくほどのものでもないというのが正直なところです(苦笑)。
 
 
若いころはジャケットにファイブポケットにレザーシューズというコーディネートが好きでよくしていましたが、いまジャケットにファイブポケットをあわせると、なんとなく無理している感じがするので、あまり人前ではしません。
 
 
なので、今は顔なし、全身なしの、このくらいが皆さんにお見せできる限界です。
 
 
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リアルフレンチアイビー世代なので、実はブレザーにホワイトデニムをあわせるのが大好きです。
 
 
 
 
 
 
 

 

ディスプレイ指導 カジュアル編

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全国の店舗のディスプレイが交換されるたびに画像が送られて来るのですが、すべてチェックをして改善点があればコメントを入れるようにしています。
 
 
まったくダメなものはすぐに交換するように指示することもありますが、細かい部分を改善することでより良くなるケースが多いので、そのようなコーディネートには積極的にコメントを入れるようにしています。
 
 
逆にまあまあなものにはコメントは入れません(笑)。
 
 
今回は最近一か月の間に送られてきたカジュアルコーディネート(カジュアルなジャケットも含みます)のディスプレイを何点か抜粋して、アドバイスしたポイントをご紹介したいと思います。
 
 
皆さんのコーディネートの参考になる部分もあると思いますので、じっくりご覧いただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 
タイドアップとノータイのジャケットコーディネート。
 
 
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左のグリーンのチェックのジャケットに合わせて、右のパンツはミリタリーグリーンのカーゴパンツにしたのではないかと思われます。
 
 
しかし、右のコーディネートは秋冬のような重たい色使いなので、今の時期のコーディネートとしてはお客様がイメージしづらいコーディーネートだと思い、もう少し季節感のあるコーディネートに変更するようにアドバイスしました。
 
 
変更後はこんな感じになりました。
 
 
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ジャケットはグレンプレイドで合わせ、ネイビーのネクタイとネイビーのニットで合わせているので統一感も感じられます。
 
 
上の画像と比べてみても、全体が明るくなって季節感も出ていると思います。
 
 
仮にカーゴパンツをそのまま使うのであれば、生成りのジャケットに白いTシャツを合わせて、上半身を明るくして足元はホワイトのスニーカーを合わせると良いと思います。
 
 
これから真夏に向かう季節のディスプレイなので、季節感を考えたコーディネートが重要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャージのストライプジャケットとドローコードのパンツというリラックス感のあるコーディネート。
 
 
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色合わせはシンプルでとてもいいのですが、レザーのスリッポンにニットポロを合わせて、ポロの裾をインするのは野暮ったく見えます。
 
 
最近BEAMSのディスプレイは、なんでも裾をパンツにインしてしまう傾向があるのですが、裾をインするかアウトにするかは、コーディネート全体のイメージで決めることが重要です。
 
 
同じようなコーディネートで、こちらはポロの裾をアウトにしています。
 
 
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こちらの方が洗練されたイメージに見えますね。
 
 
パンツがサイドアジャスターのようなクラシックなパンツであれば、ポロの裾はインしてもいいと思います。
 
 
もしくは、ニットポロがTシャツで、足元がスニーカーやカジュアルなスリッポンであれば裾をインしてもいいと思います。
 
 
ドローコードのパンツに裾をインするとドローコードが結び目が見えて、合わせるアイテムによってはとても野暮ったく見えます。
 
 
皆さんもドローコードのパンツを穿くときは注意してください。
 
 
こなしでイメージが随分変わるという一例です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
軽い一枚仕立てのストライプジャケットにショーツを合わせたコーディネート。
 
 
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洗練されたショーツスタイルでコーディネートはとても良いと思います。
 
 
コンビのローファーを合わせることによって少しエレガントさをプラスして、洗練されたコーディネートにしようとしている反面、ニットの裾をインしてドローコードの結び目が見えてしまっているのでちぐはぐな印書に見えます。
 
 
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ニットの裾をアウトにするとこんな感じになります。
 
 
足元がスニーカーであれば裾をインしたままでもいいと思います。
 
 
これも合わせるアイテムによってこなしを変えなければいけないという一例です。
 
 
 
 
 
 
 
 
リネンのプルオーバーのシャツにストライプのドローコードのパンツ、足元はエスパドリーユでリラックス感のあるコーディネートです。
 
 
ネイビーのワントーンも個人的には好きなコーディネートです。
 
 
シャツの裾をインしてなくてよかったです・・・(苦笑)
 
 
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ニットを肩掛けしていますが、ニットのゲージが太く重く見えるので、他のアイテムとのバランスが悪いのが唯一のマイナス点。
 
 
シンプルなコーディネートなので、物足りなくてニットを肩掛けしたのだと思いますが、この場合はハイゲージにするべきでした。
 
 
コーディネートは素材感のバランスが重要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
リネンのシャツにカーゴショーツのコーディネート。
 
 
先日のインスタライブでもお話ししましたが、長袖のリネンのシャツをショーツに合わせるコーディネートはBEAMSのおすすめコーディネートでもあります。
 
 
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コーディネート的には問題なかったのですが、アドバイスしたのは色使い。
 
 
シャツが濃いグリーンでパンツがベージュなので、これから真夏に向けてのディスプレイとしては色使いが重たく感じました。
 
 
シャツをピンクやイエローなど明るい色にするか、グリーンのシャツを活かすのであればショーツをホワイトにするとコントラストが出て季節感も感じられる色づかいになるとアドバイスしました。
 
 
先ほどのカーゴパンツのコーディネートもそうですが、これから真夏に向けてのディスプレイなのにラギッドな色使いのコーディネートが多いのが気になります。
 
 
 
 
 
 
 
 
ネイビーのパーカにブルーのニット、パンツはシアサッカーのストライプという大人の休日スタイルにおすすめしたいコーディネートです。
 
 
意外とこういうシンプで大人っぽいディスプレイをするショップが少ないので、お客様の参考にもなるのではないかと思います。
 
 
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一点だけアドバイスしたのがインナーのニットの着丈の長さ。
 
 
着丈が長いと上半身が間延びして見えてバランスが悪くなります。
 
 
このコーディネートでニットの裾をパンツにインするのはNGなので、着丈のバランスが良いものに変更するしかありません。
 
 
シャツでもニットでもカットソーでも、裾を出す場合は着丈の長さのバランスが重要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
ダブルポケットのシャツのインナーにボーダーT、パンツはカーゴパンツというコーディネート。
 
 
シャツの色を生成りにして正解ですね、ラギッドなアイテムを使ったコーディネートですが、上半身の色が明るいので季節感のあるディスプレイになっていると思います。
 
 
 
 
 
 
私が気になった点は、Tシャツのネックのリブがブラックなので、生成りのシャツと合わせると首元のブラックが目立って少し野暮ったく見えるところ。
 
 
カジュアルなショップのディスプレイならばこれでもOKかなと言う感じですが、ドレスのカジュアルとしては細かい見え方にこだわりたいところです。
 
 
この場合は同じボーダーでもネックのリブが白いものにした方がシャツとの馴染みがが良くなるというアドバイスをしました。
 
 
VMDの責任者からはボーダーの柄が透けるのも良くないという指摘もあったので、後日ベージュと白のボーダーに変更しました。
 
 
シャツがデニムやシャンブレーであればこのボーダーTでいいですが、今回はシャツが白っぽい色だったので首元のブラックが目立ち過ぎました。
 
 
細かいことなのですが、見た目の印象はこういうところで変わるので注意が必要です。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

このような感じで、日々ディスプレイをチェックしながら気づいたことをコメントしています。

 

 

毎シーズンVMDからディスプレイコーディネートの指針は出しますが、コーディネートが画一的にならないように、ある程度柔軟で自由度のあるガイドラインを出しています。

 

 

しかし、最近はスタッフも若くなったこともあり、基本よりも応用が先に来るようなコーディネートが多くなっているというのも事実。

 

 

縛りが多くなるのは良くないですが、なんでもありと言うのもNGです。

 

 

特に店舗のディスプレイはお客様にご提案するものなので、お客様がそのコーディネートを見て参考になったり着てみたいと思われなければ意味がありません。

 

 

なので、最近の自分は洋服屋目線だけでなく、お客様の目線を重要視しながら、偏ったコーディネートになっていないか特にチェックしています。

 

 

ミックススタイルという流れは続いていますが、基本ができていないミックスし過ぎが多くなってしまったなと言うのが自分の反省点でもあります。

 

 

これからもお客様がより着てみたいと思っていただけるコーディネートになるように、アドバイスしていこうと思っています。

 

 

基本があっての応用、なんでもありはNGです。

 

 

最近は毎シーズンSNSのメッセージで厳しいご指摘をいただくことも増えていますが・・・

 

 

お手柔らかにお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホワイトのレザーデッキが欲しくて購入しました。

 

 

 

 

 

 

SEBAGOのDECKSIDES

 

ブラウン、ネイビーに続いて3足目。

 

これから真夏に向けて出番が多くなりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 


ディスプレイ指導 ドレス編

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今回は前回に続きディスプレイ指導 ドレス編です。

 

 

セールだけでなく、新入荷のアイテムを使ったディスプレイも増えていますが、さっそく注意すべき点があったので色々アドバイスしています。

 

 

前回同様、皆様のコーディネートの参考になることも多いと思いますので、じっくり読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ベージュのチェックジャケットにデニムのファイブポケットをあわせたディスプレイ。。

 

 

一見どこが悪いのかなと思う方も多いと思います。

 

 

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私が指摘したのは、上と下でコーディネートのテイストがチグハグなこと。

 

 

上がイタリアっぽいテイストに対して下はアメリカっぽいテイストに見えます。

 

 

シャツはボタンダウンをあわせているので、イタリアっぽい感じに見えるのは、ネクタイの色柄がイタリアっぽいからです。

 

 

なので、「ネクタイをもう少しクラシックなテイストのものに変えた方がいい」とアドバイスをしました。

 

 

変更後はこんな感じに。

 

 

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ベーシックな段落ちのストライプ(幅広のストライプ)がいいのでは、というアドバイスをしましたが、セール時期なのであうものがなく、このタイを選んだということ。

 

 

結果的には良くなっているので問題はありません。

 

 

むしろ私の言うとおりにするよりも、本人が考えて良くなる方が理想的です。

 

 

ネクタイの配色も似ていますが、まったく雰囲気が変わると思います。

 

 

ジャケットのタイドアップにファイブポケットのコーディネートは、合わせるアイテムや色柄を間違えると、とても野暮ったく見えるので注意が必要です。

 

 

今回はネクタイのチョイスだけが間違っていたという感じです。

 

 

実はPITTIの会場でもジャケットにドレスシャツにタイドアップで、ただファイブポケットを合わせただけというイタリア人が結構います。

 

 

さらに、それにスニーカーをあわせている人も結構多い・・・

 

 

ドレスダウンもミックスコーディネートも、ドレスとカジュアルの基本を理解したうえでやらないとおかしなことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋冬新入荷のLARDINIのグレンプレイドジャケットを使ったディスプレイ。

 

 

 

 

 

 

グレイシュなブラウンに明るいブルーのウィンドウペンなので、ジャケットのトーンにネクタイを合わせたのだと思いますが、Vゾーンが重くしずんでジャケットの柄もぼやけて見えます。

 

 

「もう少し明るめのネクタイを合わせた方が良いのでは」とアドバイスしました。

 

 

修正後はこんな感じになりました。

 

 

 

 

最初のVゾーンと比べると胸元が明るい印象になり、ジャケットの柄も引き立って見えると思います。

 

 

ちなみに、このディスプレイも同じパターンです。

 

 

 

 

最初の画像と同じ色づかいのVゾーンで、シャンブレーのシャツのトーンが濃いので、さらに重たく見えます。

 

 

このコーディネートもVゾーンを明るくした方が良いというアドバイスをしました。

 

 

ただし、上のディスプレイに比べると良い点もあります。

 

 

 

 

パンツが淡いトーンなので、ジャケットとパンツでメリハリがついていて、ジャケットが引き立って見えます。

 

 

なので、最初のディスプレイもパンツもワントーン薄いグレーにした方がジャケットが引き立つと思います。

 

 

二つのディスプレイは、色のメリハリにもう少し気をつけた方が良かったという感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋冬新入荷のDEPETRILLOのヘリンボーンジャケットを使ったディスプレイ。

 

 

 

 

ネクタイの色合わせも良く、パンツのトーンも良いので、全体的に見てもバランスの良いコーディネートだと思います。

 

 

細かいところですが、唯一気になったのがベルト。

 

 

厚い一枚革のオイルドレザーのベルトを着けていますが、これはジャケットコーディネートには合わないベルトなので、変更するようにアドバイスしました。

 

 

ジャケットコーディネートなので、スーツよりもベルトの選択肢は広がりますが、ここまでハードなものはこのコーディネートには向きません。

 

 

カジュアルな要素をドレスに取り入れる場合は、そのカジュアル度を考えて取り入れなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

ソラーロのスーツを使ったコーディネート。

 

 

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ソラーロの生地は「ベージュとオレンジの玉虫なので、このネクタイのような寒色系のネクタイは合わない」とアドバイスをしました。

 

 

チーフもジャケットコーディネートに使うような派手な柄でスーツコーディネートにはミスマッチです。

 

 

変更後のコーディネートがこちらです。

 

 

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シャツとチーフのチョイスは良いですが、ネクタイがソラーロのスーツにあわせる色柄ではないという印象です。

 

 

ソラーロは光沢があるので艶っぽく見えますが、もともとは英国のクラシックな生地なので、ネクタイは抑えめにクラシックな柄を選んだ方がエレガントに見えます。

 

 

色がベージュ系と言うこともあり、ベージュのコットンのスーツと同じような感覚でコーディネートしているディスプレイが他の店舗でも見られたので、今シーズン何度か同じようなアドバイスをしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ネイビーのワイドストライプのスーツにネイビーのドットタイというシンプルなコーディネート。

 

 

 

 

少し前のBEAMSのディスプレイだと、シャツをストライプやチェックにして柄を3つ使ったコーディネートが多かったのですが、柄を多用したコッテリしたスーツコーディネートは今の流れではないので、なるべく柄は二つまでに抑えるようにアドバイスしています。

 

 

シンプルで清潔感もあり良いコーディネートだと思うのですが、少しあっさりし過ぎて物足りない感じもするので、「シャツをタブカラーに変えて襟型に変化をつけてみては」というアドバイスをしました。

 

 

すると、下のような画像と担当者のコメントが届きました。

 

 

 

 

全身の画像で見るとホワイトシャツに見えましたが、実際はライトグレーにホワイト襟のクレリックでした。

 

 

タブカラーと同様にクレリックを合わせるのも、Vゾーンに少し変化をつける効果があります。

 

 

コーディネートがシンプルで少し物足りないと感じたときは、無理に柄物のシャツを合わせるのではなく、このようにクレリックやタブカラーなどで襟の表情に変化をつけると良いと思います。

 

 

このコーディネートも同じようなアドバイスをしました。

 

 

 

 

このディスプレイを作ったスタッフが英国調のスタイリングが好きなので、このような超シンプルなコーディネートになったと思われますが、実際の英国人はここまでシンプルではありません(笑)。

 

 

同じような英国調のコーディネートですが、こちらの方が私的には英国感を感じるコーディネートです。

 

 

 

 

 

 

ピンクのシャツに少し派手めなジャガードタイ。

 

 

90年代の英国調ブームの頃のようなコーディネートで今また新鮮な感じです。

 

 

担当者がそれを意識してコーディネートしたかわかりませんが、現在のBEAMSの店舗のディスプレイではほとんど見られないコーディネートです。

 

 

ジャガードのネクタイが戻ってきているので、ある意味先取り的なコーディネートとも言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

秋冬新入荷のLARDINIのスーツを使ったディスプレイ。

 

 

機能素材を使った所謂トラベルスーツ的なもので、ジャケットもパッチポケットでセットアップ感覚のスーツでもあります。

 

 

 

 

このコーディネートでアドバイスしたポイントは、ジャケットがパッチポケットでセットアップ感覚のスポーティーなスーツであるのに対して、Vゾーンがドレッシーに見えてミスマッチなところです。

 

 

最近このように、スーツやジャケットのテイストとVゾーンがチグハグなディスプレイが増えているので、その都度アドバイスするようにしています。

 

 

我々世代はアメリカン トラディショナル、ブリティッシュ、イタリアンクラシックと、様々な国のクラシックスタイルを経験して、それぞれに対するドレッシーとスポーティーの解釈を学んできましたが、今は40代中以降のスタッフでギリギリブリティッシュを経験しているかという感じなので、基本が曖昧になってきていると感じることがここ数年増えました。

 

 

それは私の課題でもあるので、改善して行こうと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

無地のスーツを使ったシンプルなコーディネート。

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツが無地なので、柄のシャツや大柄のネクタイをあわせたくなるところですが、クレリックのシャツと小柄のネクタイでシンプルにまとめています。

 

 

ビジネスマンの方にも参考になる良いコーディネートだと思います。

 

 

一点だけアドバイスしたのがチーフ。

 

 

特に左側のチーフはスーツスタイルに合わせるチーフではないですね。

 

 

最近チーフのチョイスが間違っているディスプレイが多く、アドバイスをする機会が増えました。

 

 

せっかく良いコーディネートなのに、最後のつめがあまいケースが最近多く見られます(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドレスのディスプレイはビジネスマンの方が参考にされるケースも多いですが、全く参考にならないという厳しいご意見を頂くことが、ここ数年増えています。(前回のブログアップ後にもご意見いただきました・・・)

 

 

前回も書きましたが、店舗のディスプレイは客様がご覧になってコーディネートを真似してみたいと思っていただかなければ意味がありません。

 

 

ドレスと言っても、ビジネスシーンだけを想定してコーディネートを組んでいるわけではないですが、そうであったとしても、少なくとも「自分は会社でこんな格好できないけど、ドレスコードが許されるのであれば真似してみたい」と思っていただけるようなディスプレイでなければならないと思っています。

 

 

ドレススタイルにも流れや変化は必ずあります。

 

 

それをお伝えするのもBEAMSの役割だと思いますが、基本がなく応用ばかりが先に来てバランスが悪くなっているのではと感じています。

 

 

前回と今回のブログは自分の反省も踏まえて書きました。

 

 

”行き過ぎず、古臭くならず”

 

 

それが大事かなと思っています。













2020秋冬トレンド解説動画アップしました。



今シーズンは3編づつアップされます。



是非ご覧ください。





https://youtu.be/LicNKXws3o8





https://youtu.be/sMwFYKBXxdQ





https://youtu.be/EFKNNhBsx1g



 

 

 

盛らないコーディネート PITTI編

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例年は6月にPITTI UOMOが行われますが、今年はコロナ禍でPITTI史上初の開催中止。

 

 

ファッション業界の人たちはPITTIに向けて気合を入れてコーディネートの準備をする人たちが多いので、そういった人たちにとっては物足りない夏になっているのではないかと思います。

 

 

この10年くらいはスナップが流行り過ぎたこともあり、リアリティーのないスタイルの人たちが増え過ぎたので、少しクールダウンするいい機会なのかなと個人的には思っています。

 

 

そんなこともあり、今回はここ3年くらいのPITTIのスナップの中から、”盛り過ぎないスタイル” を選んでご紹介します。

 

 

名付けて ”盛らないコーディネート PITTI編” です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリーブグリーンのダブルブレストのコットンスーツにデニムのウエスタンシャツ。

 

 

 

 

 

 

コットンスーツにウエスタンシャツをあわせるコーディネートは自分もよくやりますが、こんな襟がワイドなサルトリアテイストのスーツにあわせてもいいですね。

 

 

靴もシンプルに黒のタッセルで、無理をしている感じが全くありません。

 

 

時計がゴールドなのが唯一盛っている部分かなと思いますが、それもシンプルなコーディネートの良いアクセントになっていると思います。

 

 

スナップの常連ではないですが、この人のコーディネートは個人的にいつも気にしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本のファッション誌にも度々登場するALESSANDRO SCUARZI

 

 

 

 

 

 

アメリカっぽい赤とブルーのシアサッカーのシャツジャケットにペパーミントグリーンのスキッパー、ホワイトデニムにスエードのタッセルスリッポンという、色使いもシルエットもリラックス感のあるコーディネート。

 

 

チラッと見えるベルトのバックルが実はかなり特徴があるのですが、あえて悪目立ちしないようにポロの裾でうまくカバーしています。

 

 

盛った感じのないシンプルなコーディネートですが、色づかいに特徴があり、アメリカとイタリアのテイストがうまくミックスされて、いいさじ加減のコーディネートです。

 

 

日本人がするとイタリアっぽく振れるか、逆にアメリカっぽく振れてしまうので、こんないい塩梅のコーディネートは見習いたいところです。

 

 

トートバッグはACATEかな・・・

 

 

大人のリラックススタイルには、こんなトートがいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LARDINIのハンドメイド ラインのディレクター ANDREA ANDREOLI

 

 

 

 

正直イタリア人で着こなしがいいと思う人は少ないのですが、彼のスタイリングは前職のDREW&COの頃から好きで、私が着こなしを注目している数少ない一人です。

 

 

 

 

 

 

生成りのリネンジャケットにベージュ系のニットポロとパンツという、いわゆるニュートラルカラーのワントーンコーディネートですが、ニットポロの色目が少しピンクがかった絶妙なトーンなのがポイント。

 

 

シンプルなコーディネートですが、なかなかできない色づかいです。

 

 

自分ならパンツより少し濃いベージュかブラウンのポロをあわせると思うと、自分がいかに凡人なのかと思ってしまう色づかいです。

 

 

チーフはシンプルに白リネンで、挿し方にさりげないこだわりが感じられます。

 

 

これはイエローとホワイトでまとめたコーディネート。

 

 

 

 

 

 

身に着けるアイテムも特に変わったディティールやシルエットのモノをあわすわけでもなく、シンプルなコーディネートの中にセンスの良さが感じられるのが良いところ。

 

 

こういうシンプルで気の利いたコーディネートのイタリア人て本当に少ないです。

 

 

足元はALDENのタッセル。

 

 

この色を選ぶのもさすがです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEAMSでも展開している、ナポリのブランドTITO ALEGRETTOのディレクターTITO ALEGRETTO

 

 

 

 

 

 

 

 

上半身はホワイトでまとめ、淡いベージュのパンツをあわせたニュートラルカラーのコーディネート。

 

 

足元がレザーのサンダルなのは彼にとっては盛りではなくハズシですが、我々日本人には見慣れないので盛った感じにも見えます。

 

 

ちなみに、セットアップにレザーサンダルはPITTIの会場でもチラホラ見かけるので、イタリア人たちにとってはハズシ技のようです。

 

 

バッグもキャンバスで抜けた感じを出しています。

 

 

ホワイト~ベージュのワントーンコーディネートなので、グリーンのポケットチーフがいい感じで差し色になっています。

 

 

前出のスクアルツィ氏もアンドレオーリ氏もそうですが、昨今の夏のジャケットコーディネートは、リラックス感のある抜け感がコーディネートのポイントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PITTIのスナップでは撮られる側ばかりが注目されていますが、撮る側(フォトグラファー)もコーディネートにこだわった人が多いです。

 

 

カモフラのミリタリージャケットにベージュのチノパンという、このフォトグラファーもシンプルなコーディネートですが、細部にこだわりが感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミリタリージャケットのサイズ感、古着と思われる2インプリーツのチノパンのサイズ感と丈感がとてもバランスが良く、その足元がVANSのデッキシューズというのもいいですね。

 

 

最初の画像はボルドーのTシャツ、3枚目は同じ色のリネンシャツと、シャツの色にはこだわりがありそうなのも気になります。

 

 

よく見ると時計や時計ベルトもこだわりがありそうです。

 

 

ここ数年、こんな感じのミリタリーテイストのコーディネートをした人をPITTIでも多く見かけるようになりましたが、妙に盛り過ぎてバランスがおかしい人が多いのも事実。

 

 

自分とは全くテイストの違うスタイルですが、こだわっていないように見えてこだわっているところも好きなコーディネートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEAMS Fのアシスタントバイヤーの芹澤

 

 

ネイビーブレザーに白Tにチノパンという超シンプルコーディネート。

 

 

 

 

 

 

 

 

背が低い人でワイドパンツが似あっている人を見たことがほとんど無いですが、いいバランスで着こなしていると思います。

 

 

芹沢は学生時代バレーボールをやっていたので、上半身がしっかりしていて肩幅もあるので、ジャケットとパンツのつながりが良く、パンツの丈のバランスが良いのもポイントです。

 

 

Tシャツの適度なボリューム感もワイドパンツとの相性がいいです。

 

 

靴がアメリカっぽいモカシンというのもポイント。

 

 

これで普通のローファーやタッセルだと堅くなって逆に野暮ったく見えてしまいます。

 

 

このコーディネートも適度な抜け感がポイントです。

 

 

盛らないコーディネートは色々な部分でサイズ感やバランスが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長く伸びた髭が個性的で顔を見ただけで充分盛った感がありますが、顔と赤いネッカチーフを除けば白とブルーのシンプルなコーディネート。

 

 

 

 

 

 

 

 

白ジャケットに白ネイビーのボーダーT、パンツはデニムのグルカと個人的にも好きなコーディネートです。

 

 

サイズ感も適度なゆとりでトレンドに振り過ぎていないのも良いところ。

 

 

アメリカっぽいレトロなスニーカーをあわせているのもいいですね。

 

 

自分も同じようなアイテムを持っているので、真似してみようかなと思わせるコーディネートです。

 

 

実はボーダーTを上手く着こなしている外人さんをPITTIで見かけることはほとんどありません。

 

 

ちょっと日本人的な感覚のコーディネートかなと思います。

 

 

デニムのグルカパンツがいいですね。

 

 

来年BEAMSで展開しようかな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリアのブレーシアの伝説的なセレクトショップ、ADRIANO&SONSのオーナーだった、ADRIANO FRANCASSI

 

 

稀代のウェルドレッサーと言われた彼も70歳を超えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

白い貝ボタンのネイビージャケットに白のワンピースカラーのシャツ、ピンクのパンツと、2000年代前半頃の王道的なイタリアンクラシックのカジュアルスタイルなので、彼くらいの年齢の人がするととてもサマになります。

 

 

足元は、この世代の人達だとスペルガというパターンになりがちですが、トップサイダーのデッキシューズをあわせるのは彼がアメリカのテイストをよく理解しているからだと思います。

 

 

彼がオーナーだったアドリアーノ&サンズは、イタリアで初めてラルフローレンを取り入れた店としても有名です。

 

 

私が10数年前に彼を注目するようになったのも、日本の某誌で取り上げられたスタイルが、当時のイタリア人とは明らかに違うアメリカの雰囲気を感じさせるコーディネートだったからです。

 

 

最近見なくなったカラーパンツ、さすがにピンクは穿けないですが、明るいブルーやグリーンならこんな風にあわせてもいいかなと思わせるコーディネートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西口のシンプルなモノトーン コーディネート。

 

 

 

 

 

 

 

 

シャツはブラックデニムのウェスタンで、パンツもブラックデニムのリーバイスですが、パンツが少し色落ちしているので、微妙にブラックのトーンがずれているのがポイントですね。

 

 

シンプルなモノトーンコーディネートですが、これでパンツがシャツと同じトーンだと野暮ったく見えます。

 

 

まあ、西口なのでその辺は計算済みでしょうね(笑)。

 

 

足元がブラックスエードのウェスタンブーツは盛るというより捻りですね。

 

 

首元のブラックのバンダナだけ少し盛ったかなという感じですが、これが無くても充分スナップされるモノトーンコーディネートだと思います。

 

 

細部に気を使ったコーディネートなので、盛るより難しいコーディネートかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スナップブームが起きてからスナップを撮られるためのコーディネートをする人が増え、シンプルで気の利いたコーディネートの人が少なくなり、PITTIの会場はなんだか盛り盛りのおかしな格好をした人が増えたなというのが正直な印象です。

 

 

撮る側にとっても盛ったスタイルはわかりやすく絵になりやすいので、そうなってしまうのも仕方ないですが、そういう意味では昨今のPITTI SNAPは撮る側と撮られる側のかけ引きなのかなと思います。

 

 

実は、ここ数年でPITTIに来なくなったフォトグラファーも増えています。

 

 

お祭り騒ぎのようなPITTI SNAPに嫌気がさしたようですが、自分が見ても数年前と比べてフォトグラファーの数は確実に減っています。

 

 

6月のPITTIが中止となり、1月も微妙な感じの中、スナップの在り方も少し変わってくのかなと思っています。

 

 

ということで、私もこれまでと同様に流れはお伝えしつつ、読者の皆さんが取り入れやすい、リアリティーのある盛らないコーディネートを色々なかたちでお伝えして行ければと思っています。

 

 

”行き過ぎず、古臭くならず”

 

 

やはり、そこがポイントかなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEAMS以外で買ったもの

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自分が身に着けるものは90%くらいがBEAMSで、残りの10%は他社のショップやネット、お取引先様のストックなどを購入しています。

 

 

基本的には自社のものでコーディネートを完結できるのがベストなので、カジュアルやビームスプラス、ビームスライツ、ビーミングまで、メンズを展開する全セクションを探して、それでも見つからない場合他社で探すという感じです。

 

 

今回は、この春夏でBEAMS以外で購入したものをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

無印良品 ポケットT

 

 

 

 

 

 

生地が厚手でしっかりした普通のポケットTシャツを探していたのですが、フィッティングがしっくりくるものがなかなか見つからず、無印カフェに行った時に偶然見つけ購入しました。

 

 

太番手の糸でしっかり編立られていて、洗いもかかっているので新品の状態からいい風合いになっています。

 

 

昨今はゆったりしたフィッティングのTシャツがトレンドですが、自分は肩が落ちてワイドなボディーのTシャツが似合わないんです。

 

 

そこで、細くもなく緩くもない丁度いいフィッティングのものを探していたのですが、このTシャツもSサイズを広げてみたらやはり今どきのゆったりしたサイズ感なので、棚に戻そうと思った時に見つけたのがXSサイズ。

 

 

試着してみるとフィッティングも自分の理想に近く、値段も¥1.490-(税込)なので、失敗したら部屋着にすればいいくらいの気持ちで購入したのですが、これがなかなか良く、結果的にグレーもネイビーも購入しました。

 

 

 

 

自分のように肩が落ちてワイドなボディーのTシャツが苦手な人は多いと思います。

 

 

そんな方はワンサイズダウンで着るといいのですが、私のようにSサイズの人はXSサイズの展開がほとんどないので、なかなか理想的なフィッティングのTシャツを見つけるのが難しいのが実情です。

 

 

気になる方は最寄りの無印良品でチェックしてみてください。

 

 

ちなみに、XSサイズは展開していないお店も多いようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BARNSTORMER ファティーグパンツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バーンストーマーと聞いて、アメリカ風のチノパンを思い浮かべる人は、私と同世代の人だと思います。

 

 

私が大学生の頃、多くのセレクトショップがバーンストーマーのチノパンを扱っていました。

 

 

当時BEAMSやSHIPSのオリジナルのパンツを数多く手掛けていたメーカーで、私もバイヤー駆け出しのころにBEAMS Fのオリジナルのパンツをバーンストーマーで作っていたので散々お世話になっていました。

 

 

90年代後半に廃業したのですが、数年前に復活。

 

 

当初はチノパンに特化したラインナップでしたが、その後ミリタリーパンツを展開しているのを知り、早速試着してみるとミリタリーパンツとは思えない綺麗なシルエットが気に入り、オリーブとネイビーの2本購入しました。

 

 

私は本物のミリタリーパンツは穿かないのですが、ミリタリーテイストは好きなので、このようなシルエットが綺麗なミリタリーパンツはとても刺さります。

 

 

1900年代初頭にアメリカ軍で使われていたリップストップを再現しているという生地も気に入りました。

 

 

私のように体型に難のある人が本物のミリタリーパンツを穿くと、さらに体型が悪く見えるので、今までどんなに流行っても本物のミリタリーパンツは一度も穿いたことはありません。

 

 

BEAMSのスタッフとしては失格です(笑)。

 

 

本物は苦手でもスラックスのようなシルエットで綺麗なミリタリーパンツなら穿いてみたいと思う方も多いと思います。

 

 

そんな方に試してみていただきたいミリタリーパンツです。

 

 

今シーズンは以前紹介したループウィラーの半袖スエットや前出の無印良品のTシャツとあわせてよく着ています。

 

 

このパンツの企画の意図がジャケットに合わせられるミリタリーパンツなので、秋冬はジャケットにレザーシューズをあわせ、80年代のフレンチアイビー風のコーディネートもしてみたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SEBAGO レザーデッキ

 

 

 

 

 
 
20代の頃はKEDSのチャンピオンオックスフォードやTOPSIDERのキャンバスデッキ、スタンスミスなどの白スニーカー、WALKOVERのホワイトバックス、COLEHAANのホワイトのレザーデッキ等々、散々ホワイトの靴を履いていたので、最近また白い靴がとても新鮮に感じています。
 
 
今シーズンはコードレーンのパンツを購入したので、BEAMSに入社した当時にコードレーンやシアサッカーのパンツとよくあわせていた白のレザーデッキシューズを久しぶりに履きたくなりました。
 
 
そこで購入したのが、このセバゴのホワイトデッキシューズ。
 
 
 
 
以前このブログでも紹介しましたが、すでにブラウンとネイビーを所有していてかなり気に入っているので、今回も迷わずセバゴを選びました。
 
 
リアルアイビー世代の私にとっては、高校生の頃にプレッピーブームでレザーのデッキシューズが大ブームだったので、永遠の定番アイテムなんです。
 
 
昨年イタリアの会社がオーナーになり、ブラックレザーにブラックソールというイタリアっぽい企画のものも出てきて、これからの展開が楽しみなブランドです。
 
 
なぜBEAMSで展開していないかと言うと、数年前に展開していて思ったほど売れなかったから・・・
 
 
早すぎたのでしょうか・・・
 
 
ということで、どこで買ったかは言えませんが(笑)、値段も¥19.800-(税込)と手ごろなので、個人的におすすめのシューズです。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RIVIERAS スリッポン

 

 

 

 

 
 
夏場ドローコードのパンツとあわせて休日に一番出番が多いリビエラのスリッポン。
 
 
色々なエスパドリーユタイプのスリッポンを試しましたが、個人的に一番気に入っているのがリビエラなんです。
 
 
セバゴのデッキシューズと同じ理由で白のリビエラが欲しかったので購入しました。
 
 
 
 
リビエラのスリッポンがいいのはヒールがついているところ。
 
 
普通はエスパードリーユタイプのスリッポンのソールはフラットですが、このヒールがつくことで履き心地がすごくよくなるんです。
 
 
ということで、今回ホワイトを購入して6色のリビエラを所有することになります。
 
 
 
 
昨年までBEAMSのカジュアルでも展開していたのですが、今シーズンから取り扱いがなくなり、今回は他社で購入しました。
 
 
BEAMSで扱っていきたい靴なので、来年の春夏は別注をかけて再度展開する予定です。
 
 
セバゴのデッキシューズもリビエラもドライビングシューズとして使えるところも気に入っているポイント。
 
 
大人っぽいカジュアルシューズは、私のようなキレイめなスタイルを好むオッサンにとって、とても使えるシューズなんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ご覧のように、他社で購入するものは値段が手ごろでカジュアルなテイストのモノばかり。
 
 
そして、今回は紹介していませんが、ネットで購入したものもあります。
 
 
試着ができないので失敗するケースもありますが、この値段でこんなの買えるのというケースもあります。
 
 
知らないブランドのネットでの購入はある意味賭けです(笑)。
 
 
これからも、たまにはBEAMS以外で購入したものをご紹介していこうと思います。
 
 
高級なものやウンチクがあるようなものはBEAMS以外では買わないので、気楽に気軽に買えるものをご紹介していこうと思っています。
 
 
実は、あるブランドのスニーカーをネットで買おうか悩んでいます・・・
 
 
値段は¥3,980-(税込)。
 
 
悩む値段ではないですが、試着ができないので賭けですね。
 
 
靴はサイズが合わなければどうしようもないので・・・
 

購入したらお知らせします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2020秋冬トレンド解説動画 後半3編がアップされました。
 
 
 
 
 

 

是非ご覧ください、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

トレンド”買いたい新書”?

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毎シーズンご好評のMR_BEAMSが今回ウェブ版になりました。

 

 

 

もうご覧になられましたが。

 

 

これから色々面白いコンテンツが増えて更新されていきます。

 

 

ご期待ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものNAKAMURA NOTEは、今回は 中村達也のトレンド ”買いたい新書”

 

 

 
 
題名が変わることは聞いていませんでした・・・
 
 
それにしてもエディターの人はボキャブラリーがありますね。
 
 
自分はユーモアが足りないので、こういう言葉が思いつきません(苦笑)。
 
 
まあ、いつも周りの人たちに支えられて、色々なものが生まれているということですね。
 
 
今回は、そのウェブ版MR_BEAMSの私のページの中から何点かピックアップして、おすすめのコーディネートやアイテムをご紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネクタイは久しぶりにジャガードの流れが戻ってきています。

 

 

 

 

ミディアムグレーやライトグレーのスーツにブルーのクレリックにジャガードのネクタイ。

 

 

こんな90年代に流行っていたような英国調のコーディネートが新鮮に感じます。

 

 

ポケットチーフもシルクのチーフをパフで。

 

 

細かいですが、今シーズンはこんなこなしも気を使ってみたいところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プリントのネクタイはラウンド柄が新鮮です。

 

 

 

 

ここ数年、菱形などのスクエアなモチーフが多かったプリントタイですが、今シーズンは曲線を用いたモチーフが増えているのが傾向です。

 

 

深いパープルベースにイエローとグリーンのラウンド柄のプリントタイは、クラシックストライプのスーツにもよく合います。

 

 

シャツはシンプルにホワイトのタブカラーで。

 

 

柄を多用すると品が悪くなるので、コーディネートの柄は二つに抑えましょう。

 

 

流れ的にも柄を多く重ねるのはNGです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カントリー風になりがちなブラウンのホームスパンのスーツには色をさして。

 

 

 

 

コーディネートを間違えると野暮ったくなってしまうホームスパンのスーツは、イエローのタートルをインナーに着て今の雰囲気を感じさえるトラディショナルスタイルに。

 

 

ブラウンとイエローはとても相性の良いカラーコンビネーションでお互いの色を引き立てます。

 

 

今シーズンはカラーのニットの流れが来ていますが、イエローはベージュやブラウンと相性良いので、手持ちのアイテムとコーディネートしやすいカラーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個人的にも大好きで、秋冬は休日にもよく着るケーブル編みのタートルネック。

 

 

 

 

一枚でもサマになるケーブルのタートルは何枚持っていても重宝します。

 

 

今シーズン個人的に最もおススメしたいのが、このGRANSASSOのケーブルタートル。

 

 

特徴的な大きなケーブル柄と柔らかい素材感がとても気に入っています。

 

 

コーディネートはシンプルにオフホワイトや淡いベージュのパンツとあわせて上品に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春夏人気だったワイドボーダー、秋冬はニットでも展開します。

 

 

 

 

ワイドボーダーのニットは難しく考えず、こんな風にネイビージャケットとあわせてシンプルに。

 

 

メタルボタンのブレザーとも相性が良いので、手持ちのネイビーブレザーとあわせてもいいですね。

 

 

パンツはデニムのファイブポケットをあわせて、レザーシューズをあわせればフレンチアイビー風のコーディネートになります。

 

 

ネッカチーフなどはあえて加えず、さらりとシンプルに着こなすのがポイントです。

 

 

このBAFFYのネイビーとグリーンのボーダーは個人的にもおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンはカラーニットの流れが来ていますが、カラーニットを着慣れない方にはこんなブルーのニットがおすすめです。

 

 

 

 

昨年から継続しているモノトーンのジャケットとの相性もとてもいいです。

 

 

読者の皆さんがお持ちのネイビージャケットとあわせても今シーズンらしい雰囲気になります。

 

 

私もモノトーンのジャケットを何着か持っているので、今シーズンはこんなブルーのタートルを買い足そうと思っています。

 

 

カラーニットは手持ちのアイテムとあわせて、コーディネートをアップデートさせることができるのがポイントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バリエーションが増え、より身近になったミリタリーパンツは、ラギッド過ぎない都会的jなコーディネートがおすすめ。

 

 

 

 

太くもなく細くもない、こんな程よいシルエットのカーゴパンツは、リアルなミリタリーパンツが苦手な方には特におすすめです。

 

 

コーディネートは上品なカシミア混のオフホワイトのショールカラーのニットをジャケットがわりに着て、インナーも上質なTシャツを合わせ、ラギッドなアメカジ風に見えないのがポイントです。

 

 

このコーディネートは個人的にもとても気に入っているコーディネートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年から続いているイエローは、今シーズンも欠かせないカラーです。

 

 

 

 

前出のホームスパンのスーツコーディネートもそうですが、イエローはブラウンやベージュとの相性がとてもいいです。

 

 

このコーディネートも個人的にとても気に入っているコーディネート。

 

 

パンツはあえてホワイトデニムのファイブポケットをあわせてスポーティーな雰囲気に、シューズはスエードのベルジャンシューズで上品さをプラスしてバランスをとりました。

 

 

ブラウンやベージュのジャケットをお持ちの方には、おすすめしたい色づかいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンはパターンドコート(柄のコート)の流れが来ています。

 

 

今年の1月のPITTI UOMOで私が着ていたのがこのコート。

 

 

 

 

大柄のグレンプレイドにブラウンのウインドウペンという、モノトーン×カラーのコート。

 

 

コーディネートが難しいと感じる方も多いと思いますが、こんな風にシンプルなジャケットコーディネートに合わせれば、それほど難しいことはありません。

 

 

タイドアップでなく、インナーに無地のタートルを着ればもっと難易度が下がるでしょう。

 

 

パターンドコートを着るコツは、あまりインナーばかりに気を取られず、柄のジャケットを着るときのようにコートの柄とパンツの相性を考えるとコーディネートがしやすくなります。

 

 

自分が実際に着てとても気に入っているので、柄のコートが苦手でなければおすすめしたいコートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パターンドコートはチェックだけでなく、こんな大柄のヘリンボーンもおすすめです。

 

 

 

 

ピッチが広く少し明るめのグレーのヘリンボーンは、モノトーンンのコーディネートに合わせても野暮ったさをまったく感じさせません。

 

 

ビジネスで着る場合は、無地のグレー系のスーツとあわせてもいいでしょう。

 

 

生地は見た目の印象と違い柔らかな素材感で、軽い仕立てと相まってロング丈ながらとてもリラックス感があるコートです。

 

 

チェックのコートが苦手な方は是非お試しになってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回ご紹介したアイテムの詳細は、MR_BEAMSのウェブサイトでご覧いただけますので、ご興味のあるものがあれば是非ご確認ください。

 

 

今回のブログの内容は先週のインスタライブでも話しています。

 

 

既にご覧になった方も多いと思いますが、見逃された方は私のInstagramのアカウントのIGTVでご覧いただけます。

 

 

ご興味のある方は是非ご覧ください。

 

 

毎回とても多くのの方にご覧いただいているので、今後はできる限り定期的に行いたいと思っています。

 

 

皆さんの期待を裏切らない内容で・・・

 

 

それが一番大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インスタライブで問い合わせが多かった、私が着ていたシャンブレーのワークシャツ。

 

 

 

 

 

 

BEAMS PLUSで展開しているKENNETH FIELDのものです。

 

 

BEAMSのオンラインでは販売されていませんので、最寄りの店舗にお問い合わせください。

 

 

品番は1111-3992

 

 

在庫は全店で残り8枚です。

 

 

これは銘品です。

 

 

 

 

 

 

 

ビジネスマンにおススメのネクタイ

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9月に入りましたが残暑が厳しく、ジャケットやスーツにタイドアップしたい気分ですが、まだシャツいちで出勤しています。

 

 

ビジネスマンの方たちもそろそろクールビズも終わり、タイドアップの時期が近づいていると思うので、今回は私が個人的にビジネスマンの方たちにおススメしたいネクタイを4本ご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初の一本は、私がMR_BEAMSの中でブレザーと合わせているこのネクタイです。

 

 

 

 

 

 

 

 

HOLLIDAY & BROWNのストライプタイ。

 

 

数あるストライプタイの中で、私が今シーズンおおススメしたい一本です。

 

 

ブルーにボルドーとイエローという、絶妙な色使いがおススメのポイント。

 

 

上の画像ではダブルのネイビーブレザーと合わせていますが、普通のシングルのネイビージャケットにグレーのスラックスという、オーソドックスなスタイルに合わせても映えるネクタイです。

 

 

MR_BEAMSではギンガムチェックのタブカラーとあわせていますが、シャンブレーのシャツとも相性がいいので、こんな感じで合わせてもいいと思います。

 

 

 

 

もちろんタブカラーでなく、普通のワイドで合わせてもいいです。

 

 

仕事でシャンブレーのシャツが着れない方はブルーのシャツと合わせることをおススメします。

 

 

ホワイトシャツを合わせるとコントラストがつきすぎてネクタイが派手に見えるので、できればブルーのシャツをあわせてください。

 

 

光沢もあり、とても上質感のあるネクタイです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二本目は持っている方が少ないと思われるグリーンのストライプタイ。

 

 

 

 

ミディアムグレーのスーツに良く合うストライプタイです。

 

 

今シーズンは私もミディアムグレーやライトグレーの無地のスーツが着たい気分なので、個人的にも欲しいネクタイです。

 

 

ちなみに、このネクタイもHOLLIDAY & BROWN。

 

 

選んだときはまったく気づかなかったのですが、最初に紹介したネクタイの色違いでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

グリーンは派手すぎず地味すぎず絶妙なトーンで、グレーとサックスブルーの入り方も絶妙です。

 

 

こんな配色のネクタイはなかなかないと思います。

 

 

特にグレーのスーツとの相性が良く、シャツも普通の無地のシャツでコーディネートするだけで洒落たVゾーンになるので、ビジネスマンの方たちにも是非おススメしたいネクタイです。

 

 

上のコーディネートはブルーのシャツと合わせていますが、ホワイトシャツで合わせてもコントラストがきつくならないので、シンプルで上品なVゾーンになると思います。

 

 

こんな配色のネクタイがネクタイ売り場にあっても、なかなかご自身で選ばないと思います。

 

 

自分がショップスタッフであったら、ビジネスマンの方々に真っ先におススメしたいネクタイです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3本目は濃いパープルにブルーのジャガードのネクタイ。

 

 

 

 

ネイビーの無地のスーツにネイビーのロンドンストライプという、ビジネスマンの方たちが持っているオーソドックスなスーツやシャツによく合うネクタイです。

 

 

 

 

 

 

個人的にも好きなネクタイブランドである、ナポリのFRANCESCO MARINOのネクタイで、ヘリンボーンのベースに菱形を二つ重ねたような凝った柄のジャガードタイです。

 

 

他のブランドにはない、独特の柄が多いのがこのブランドの特徴です。

 

 

パープルのネクタイが難しいと感じる方も多いと思いますが、パープルとブルーの2色の糸で織られているので、パープルもブルーがかっているのが特徴です。

 

 

 

 

大検の裏を見るとブルーのヘリンボーンになっているのがわかります。

 

 

ブルーがミックスされていることで、ネイビーのスーツにあわせた時にとても馴染みがいいのもおススメのポイントです。

 

 

ネイビースーツに色モノのネクタイをしたことがない方に特におすすめしたい一本です。

 

 

パープルは難しいと感じている方も、是非お試しになってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 4本目は英国の雰囲気を持つネイビーのジャガードタイ。

 

 

 

 

ビジネスマンの方で持っている方も多いと思う、2cm幅くらいのオーソドックスなネイビーのチョークストライプのスーツに合せてみました。

 

 

このネクタイは英国のシルク織物のファクトリーである、VANNERS(ヴァ―ナーズ)の生地を使ったBEAMS Fのオリジナルです。

 

 

ヴァ―ナーズは1740年創業の歴史あるファクトリーで、英国のみならず世界中の有名ネクタイブランドの生地を生産しています。

 

 

 

 

 

 

英国製のジャガードはイタリアのものに比べると打ち込みがしっかりしているので、目利きのバイヤーであれば生地に触るだけで英国製の生地だとわかります。

 

 

 

 

このネクタイのオススメのポイントは、生地の良さだけでなく柄の色使いもあります。

 

 

ベースの少し青味があるネイビーに、グレーとブラックというモノトーンの柄が入っています。

 

 

青味のあるネイビーとモノトーンのグラデーションが絶妙で、柄も少し大き目なのでネイビーベースのジャガードにありがちな堅さを感じません。

 

 

スーツもネクタイも英国調なので、シャツはあえてクレリックシャツを合わせましたが、普通のブルーの無地のシャツでもよく合います。

 

 

ホワイトシャツでも合いますが、少し短調な感じになるかなと思います。

 

 

無地のネイビースーツに合わせる場合は、ブルーのストライプのシャツでもいいと思います。

 

 

今回ご紹介した4本の中で、最もクラシック感が強いネクタイだと思います。

 

 

ちなみに、英国調の雰囲気が強いコーディネートなので、ポケットチーフはシルクの白をパフで入れています。

 

 

 

 

細かいですが、コーディネートのイメージでチーフの入れ方を変えるのも私のこだわりです。

 

 

ビジネスシーンでチーフをしない(できない)方も多いと聞いていますのでご参考まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

服装の規定が厳しいビジネスマンの方々に向けて、私が仮にショップスタッフだった場合、どのようなネクタイをおススメするかという観点で今回はこの4本選びました。

 

 

ビジネスマンの方々が普段よく着ていると思われるジャケットやスーツ、シャツを使い、シンプルですがちょっと気の利いたVゾーンになるようにネクタイを選んでみました。

 

 

ビジネスマンの方々でファッションに興味がある方は、規制がある中でいかに個性を出すかということを考えている方が多いのではないかと思います。

 

 

このブログでは初めての試みですが、もしご好評頂ければ今後も定期的にアップしていこうと思っています。

 

 

こんなコーディネートビジネスでしないという声が多ければやめます(笑)。

 

 

ここ数年、SNSのメッセージを通して ”スタッフのコーディネートやディスプレイがビジネスマンにとって全くリアリティーがない” という厳しいご意見を度々頂いております。

 

 

確かにお洒落自慢のようなコーディネートが少し多くなってしまっかなと・・・

 

 

”基本なくして応用なし”


指導します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MEN'S EX Online ”中村アーカイブ” 秋冬編がスタートしました。

 

 



こちらも是非ご覧ください。

https://www.mens-ex.jp/archives/1168880

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お気に入りのバッグ

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インスタライブをやるといつもたくさんの質問を頂きます。
 
 
全部答えると多分2時間以上は必要かも・・・
 
 
以前ライブの時にバッグの質問が何件かありました。
 
 
私が普段使っているバッグとおススメのバッグについての質問でしたが、相当の数のバッグを持っているので、全部紹介するのはインスタライブでもブログでもかなり難しいというところです。
 
 
なので、今回は数多く持っているバッグの中から、最近気に入ってよく使っているバッグを二つご紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

英国の CROOTSというブランドのトートバッグ

 
 
 

 

 
 
ブライドルレザーを使ったシンプルなトートバッグです。
 
 
一枚革でライニングをつけていないので、ブライドルレザーのトートバッグでありながら軽いのが特徴。
 

 

 

 
 
ライニングをつけた方が高級感がありますが、バッグ自体がとても重くなってしまうので、荷物が多い私にとってはアンラインドで軽い方が嬉しいです。
 
 
アンラインドだと内ポケットが付いていないものも多いですが、このバッグはそのデメリットにもしっかり対応しています。
 

 

 

 

スマホや定期や鍵やら、必要なものをすぐ取り出すことができるので、バッグの内ポケットは自分にとってなくてはならないものです。
 
 
キャンバスのトートバッグは内ポケットがついていないものが多いので、購入に至らないというケースがほとんどです。
 
 
LL BEANのトートバッグも簡単な仕様でいいので、内ポケットが付けばいいのになといつも思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
開口のボタンも凝っています。
 
 

 

 

 

 

 
 
金具のボタンを引っ張るだけでロックがはずれるので、とても便利で気の利いた仕様です。
 
 
サイドのマチも荷物の量で調整できるようになっています。
 
 

 

 

 

 

 
 
ご覧のとおり、荷物が少ないときはスナップをとめてコンパクトに、多いときはスナップを外せばマチが広くなり容量が増えます。
 
 
トートバッグを多く持つ私の経験上、この仕様はトートバッグの購入を検討するうえで重要なポイントです。
 
 
スナップボタンもブラックのつや消しで目立たないのがポイント。
 

 

 

 
 
細部の仕様も怠っていません。」
 
 
このトートバッグ、ライニングなしの一枚革ですが、ブライドルレザーなので荷物をたくさん入れても型崩れしません。
 
 
私はバッグの使い方が荒いので、型崩れしなくて軽くて傷が入っても気にならないというのは、このバッグを購入して良かったと思うポイントです。
 
 
シンプルなデザインなのでカジュアルからドレスまで、スーツスタイルの時も荷物が多ければこのバッグを使っています。
 
 
ちなみに、私が持っているのはネイビーですが、完売してしまいました・・・
 
 
ブラックも全店であと8個だけ。
 
 
再入荷は未定です。
 
 
ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご覧になってみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
インスタライブでおススメのブリーフケースの質問を頂いて、口頭でご紹介したバッグです。
 

 

 

 
 
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トートバッグと同じく、ブライドルレザーの一枚革でアンラインド仕様です。
 
 
ハンドルが2WAYになっているのが特徴。
 
 

 

 

 

 

 
 
クラッチバッグをベースに作られていますが、ハンドルを引き出せばブリーフケースとしても使えます。
 
 
クラッチバッグは抱えて持つので、長時間持つと腕がかなり疲れます。
 
 
海外出張時はクラッチバッグをよく使いますが、PITTIの会場で終日クラッチバッグを持っていると腕が筋肉痛になります(苦笑)。
 
 
そんな時、このようにハンドルがついていると普通のブリーフケースのように持てるので本当に便利です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バックルも凝っています。
 

 

 

 

 

 

 

 
 
突起をストラップの穴に入れて、バックルを上げ下げするだけでフラップを開閉できます。
 
 
バックルの形状も波型にラウンドしていて、これまでの英国ブランドにはない雰囲気です。
 
 
このクラッチバッグもトートバッグと同じくブライドルレザーのバッグとしてはかなり軽いです。
 
 
そして、底がラウンドしているのでクラッチバッグとして持ったときに手に馴染むのも良いところ。
 
 
この持ったときに手に馴染む感じがクラッチバッグ選びのポイントのひとつです。


ちなみに、このバッグも私が持っているブラウンは全店で残りが4個になっています。
 
 
ブラックも展開していますが、ブラックは全店で19個あります。
 
 
このクラッチバッグも再入荷未定なので、ご興味がある方は最寄りの店舗でご覧になってみてください。
 
 
BEAMS渾身の別注モデルです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おススメのバッグなのに在庫が少なくて申し訳ありません。
 
 
このブログは販売促進が目的ではないので、いつも在庫状況を調べずに書いて、書き始めてから在庫が少なかったり無かったりということに気づくことが結構あるんです(苦笑)。
 
 
このクルーツのバッグはもともと人気があって、実はここ数年のバッグの中でもヒットアイテムと言えるものなんです。
 
 
これまでの英国ブランドのバッグと比べると、良い意味でソフィスケートされているのが特徴
 
 
”イタリアのバッグほど色気はないが英国のバッグほど野暮ったくもない”
 
 
そんな今の時代に丁度いいバランスが人気なのかなと思っています。
 
 
バッグも時代性のあるクラシック。
 
 
まさにBEAMS F的なバッグだと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

今年のコート

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ジャケットやスーツだけでなくコートも毎年なにかしら購入しています。

 

 

昨年購入したのはこのコート。

 

 

 

 

 

 

今シーズン展開しているHEVOのコートですが、今年の一月のPITTIに着て行ったら結構スナップ撮られました。

 

 

着ている人はいまひとつですが、柄がかなり特徴があるので写真映えするというのもあるのかもしれません(苦笑)。

 

 

このコートは柄が絶妙で、生地を見た瞬間にすぐに着たいと思いました。

 

 

自分で言うのもおかしいですが、色柄に対する直観力はかなり高いほうだと思います。

 

 

羅紗屋(テーラーや洋裁屋に生地を売る生地商)を営んでいた祖父の血もあるのかと思います。

 

 

 

 

祖父はチェックのジャケットの着こなしがとてもうまい人でした。

 

 

この写真は1970年代前半頃のものですが、グレーのウィンドウペンのジャケットにアスコットタイ、白いリネンのチーフと、いまの着こなしに通じるものがあります。

 

 

私のチェック好きのルーツは確実に祖父にあります。

 

 

以前インスタライブでもお話しましたが、柄のコートはパンツ選びに注意すればそれほど難しくはありません。

 

 

 

 

柄のジャケットを着こなせる人であれば、気に入った柄のコートがあれば躊躇せずに買っても大丈夫だと思います。

 

 

そして、今シーズンのコートはコレにしようと思っています。

 

 

 

 

 

 

CARUSOのNAPOLIというモデルのコート。

 

 

このコートは10数年前 CARUSOがまだMACO(マコ)と言われた時代に、BEAMS FでSARTORIA PARMAのネームで展開していたものをアップデートさせて復刻させたものです。

 

 

当時私がとても気に入ってオーダーし、自分自身も着ていたモデルなので、とても思い入れのあるコートです。

 

 

襟はゴージが低いセミピークド。

 

 

 

 

当時展開していたものと全く同じ襟型ですが、10数年たって今また新鮮に感じる襟型です。

 

 

 

 

こんな感じで少し後ろ襟を立てるといい雰囲気です。

 

 

フロントは打ち合わせの浅いセミダブル。

 

 

 

 

ボタンが外側に見えない比翼仕立てなので、ボタンを留めるとシングルのチェスターコートのようなシンプルな見え方になります。

 

 

ウエストシェイプはほとんど入っていませんが、今風の緩いシルエットではないので大人の方も無理なく着られます。

 

 

10年くらいウエストシェイプが入っているチェスターコートばかり着ていたので、バルカラーやこんなシェイプが入っていないコートが新鮮に感じます。

 

 

実際に着るとこんな感じになります。

 

 

 

 

私が着るより西口が着た方がカッコよく見えるので、こちらの画像で。

 

 

西口も今シーズンおススメのコートとしてMR_BEAMSの動画で紹介しています。

 

 

まだご覧になっていない方は是非ご覧ください。

 

 

西口が48を着てこんな感じのシルエットになります。

 

 

私も通常CARUSOのコートは44ですが、少しリラックスした感じで着たいのでワンサイズ上げて46で着ようと思っています。

 

 

着丈は当時のものは膝丈でしたが、このコートは膝下丈に修正しています。

 

 

今の流れを考えると、このくらいの丈がないと逆に古臭く見えてしまいます。

 

 

長いと感じる方はお直しで少し短くしてください。

 

 

ただ、膝上丈はこのコートの良さがなくなってしまうので、膝下5㎝くらいまでにとどめておいた方が良いと思います。

 

 

私も西口も今シーズンおススメのコートです。

 

 

ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着してみてください。

 

 

今シーズンは良いコートがたくさんあり、バイイングも絞り込むのが大変でした。

 

 

オーダーしなかったものの中にも個人的に欲しいものがたくさんありました。

 

 

なので、懐具合がなんとかなれば、今シーズンはもう何着かコートを購入したいと思っています。

 

 

問題は収納。

 

 

なにを断捨離するか。

 

 

悩みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MEN'S EX 10月号の連載でも紹介している、PORPETTAのデザートブーツが入荷しました。

木型からパターンまでかなりこだわって作りました。

 

 

2色買いします。

 

 

 

 


ビジネスマンにおススメのネクタイ 2

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先月アップした ”ビジネスマンにおススメのネクタイ” がとても好評でした。

 

 

継続的にやって欲しいという声をたくさんいただいたので、前回に続き ”もし私がショップスタッフだったら” というテーマで、制約の多いビジネスマンの方々におすすめしたいネクタイとVゾーンコーディネートをご紹介したいと思います。

 

 

先日インスタグラムでアップした私のスーツコーディネート。

 

 

 

 

 

 

遠目にはネイビーの無地に見えますが、近くで見るとグレンプレイドという、シャドーグレンプレイドのスーツ。

 

 

合せているネクタイがコレです。

 

 

 

 

 

 

 

 

フランコバッシのグレーベースのストライプ。

 

 

ベースのグレーのメランジがウールのように見えますが、シルク100%のネクタイです。

 

 

実際に締めるとグレーの部分が良いアクセントととなり、2色のブルーはネイビーによく馴染み、差し色のブランは主張し過ぎない、絶妙な配色のネクタイです。

 

 

私は柄のスーツとあわせていますが、普通のネイビーの無地のスーツやネイビージャケットにグレーのスラックスというセットアップのコーディネートにもよく合います。

 

 

シャツはホワイトでも合わせられますが、ブルーのシャツの方がグレーの色が引き立つので、会社の規則でNGでなければブルーのシャツを合わせてください。

 

 

グレーのスーツにも合わせられますが、ネクタイのベースがグレーなのでスーツのトーンを間違えると野暮ったくなります。

 

 

ネクタイのグレーになるべく近い色のグレーのスーツを選び、シャツはホワイトを合せてVゾーンにコントラストをつけると良いと思います。

 

 

このネクタイ、インスタグラムにアップした直後にかなり売れてしまったので、全店であと4本しかありません。

 

 

ご興味のある方は、なるべく早く最寄りの店舗にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャコールグレーの無地のスーツにホワイトシャツ、黒ベースのストライプタイというコーディネート。

 

 

 

 

 

 

このネクタイは HOLLIDAY&BROWN で、ブラックベースにグリーンを差し色に使った、昨シーズンから続いている流れでもあるモノトーン×カラーのネクタイ。

 

 

グレーと黒というシンプルなモノトーンのコーディネートに、差し色のグリーンが少しだけ見えるというのがポイントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

全体で見ると、ブラックベースにグリーンとグレーとホワイトという4色で構成されている柄です。

 

 

こんな配色のネクタイ今まで見たことないです。

 

 

モノトーン系のネクタイを使ったコーディネートは、なるべく色を使わない方が良いので、シャツは白を合せてください。

 

 

ホワイトのシャツを合わせたことによって、ネクタイのグリーンやグレー、ホワイトが引き立っています。

 

 

ブラックのスーツには合わないこともないのですが、ネクタイのベースとスーツのブラックのトーンが近くなると逆に野暮ったく見えるのでおすすめしません。

 

 

チャコールグレーや濃い目のミディアムグレーのスーツで、ネクタイと少しコントラストをつけた方が洒落たVゾーンになると思います。

 

 

そして、このネクタイはこんなスーツにもよく合います。

 

 

 

 

白黒のハウンドトゥースやグレンプレイドのスーツやジャケットにもよく合います。

 

 

モノトーンのチェックのスーツやジャケットをお持ちの方にも是非おすすめしたいネクタイです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネイビーの無地のスーツにブラウンのジャガードタイのコーディネート。

 

 

 

 

もはや定番とも言えるアズーロ エ マローネのVゾーンです。

 

 

ネクタイはミラノのネクタイメーカー FUMAGALLIのジャガード

 

 

 

 

 

 

ベースのブラウンはよく見るとブラックが混ざったメランジで、深みのあるブラウンです。

 

 

小紋はグレーとブルーを使った絶妙なカラーで、今シーズンの流れでもある曲線のモチーフです。

 

 

とにかく、ブラウン、グレー、ブルーのコンビネーションが絶妙なタイです。

 

 

シャツはブルーの無地でも合いますが、上の画像のようなブルーのストライプを合わせたほうがネクタイの色柄が引き立ちます。

 

 

このくらいの幅のストライプが難しければ、下のようなストライプが細くピッチも狭いものを合わせると良いでしょう。

 

 

 

 

いずれにしても、会社の規則でストライプのシャツがNGでなければ、ブルーのストライプのシャツでコーディネートすることをおすすめします。

 

 

そして、無地の場合はこんなシャツを合わせてもいいでしょう。

 

 

 

 

ブルーの無地のシャツだとあっさりし過ぎるので、襟が白のクレリックを合わせるとVゾーンに変化がつきます。

 

 

このシャツも会社の規則でNGでなければという条件付きですが、このネクタイのコーディネートにおすすめのシャツです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネイビージャケットにグレーのスラックスという定番コーディネートには、このネクタイを選びました。

 

 

 

 

 

 

サックスブルーのストライプで少し華やかなVゾーンにしました。

 

 

これも上のジャガードと同じFUMAGALLIのネクタイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

少しグレーがかった絶妙なブルーベースにネイビーとホワイトというオーソドックスな配色に見えますが、よく見ると細いボルドーのストライプが入っているのがポイント。

 

 

画像ではわかりにくいですが、このボルドーがポイントカラーになって全体の色柄を引き立てています。

 

 

生地が光沢のあるサテンというのもVゾーンを華やかにします。

 

 

ネイビーとブルーのシンプルなVゾーンなので、シャツの襟をタブカラーにして少し変化をつけました。

 

 

もちろん普通のワイドでも合いますが、もし会社の規則でNGでなければタブカラーが私のおすすめです。

 

 

ホワイトのシャツでも合わせられますが、コントラストがはっきりするので、ブルーのシャツよりも派手に見えるかもしれません。

 

 

このネクタイは誰が見ても清潔感があり好感度が高いネクタイだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のおすすめはこの4本です。

 

 

前回同様、読者の皆さんが持っていると思われるベーシックなスーツやジャケットを使い、なるべくシンプルにコーディネートしました。

 

 

シンプルですが、他の人とは明らかに違う気の利いたVゾーンというのがコーディネートの狙いです。

 

 

そして、ビジネスマンのコーディネートなので、好感度という面を特に考えてネクタイを選んでいます。

 

 

ビジネスマンにおススメと言っても、基本は自分がしたいネクタイ。

 

 

スーツやシャツの色柄が多少は変わる場合もありますが、基本は同じなので中村流シンプルコーディネートです。

 

 

共感いただき、コーディネートの参考になれば嬉しいです。

 

 

私、お洒落したいビジネスマンの味方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日ISHIDA表参道さんで、インスタライブを使ったBELL&ROSSのトークイベントを行いました。

 

 

 

 

アーカイブはIGTVでご覧いただけますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

 

https://www.instagram.com/tv/CF1yZ-Hl4wL/?igshid=6qyudl5us9lw&fbclid=IwAR3KPWIbIyX7deJpE3RU2wKGODg2NFg12UtADHehXnWnnIJSNU_kjqm6Zak

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デザートブーツ

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90年代後半ごろに購入して、当時よく履いていたCLARKSのデザートブーツ

 

 

 

 

 

 

細身でラウンドしたトゥは、スラックスからカジュアルパンツ、ファイブポケットまで、様々なテイストにあわせられるカジュアルシューズというのが気にいり、特にカジュアルスタイルの時によく履いていました。

 

 

当時はイタリアでもデザートブーツが流行っていて、ナポリの人たちがクラシックなスーツにデザートブーツを合わせたり、ミラノのスピーガ通りにあったPIOMBOのショップスタッフが全員デザートブーツを履いていたりと、ファッション業界人の間でもデザートブーツがちょっとしたブームになっていました。

 

 

その後ドレスの傾向が強くなり、2000年代前半は履く機会も少なくなったのですが、後染めや洗いのジャケットが出てきたあたりからドレスクロージングのカジュアル化が進み、ドライビングシューズやスニーカーなど軽い靴が注目されるとまたデザートブーツが履きたい気分になり、10年くらい前にクラークスのデザートブーツを新調しました。

 

 

 

 

クラークスの英国のファクトリーは2000年頃にクローズし、アジア生産になっていたのは知っていましたが、自分はカジュアルな靴は原産国がどこになっても英国製と作りも見た目も変わらないければ気にしないので、ベトナム製になっていたものを何も気にせず購入しました。

 

 

しかし、履いてみるとトゥの丸みとボリューム感がなんとなく違うなと感じ、90年代に購入した英国製のものと比べてみると・・・

 

 

 

 

左が英国製で右がベトナム製、履き比べなくても並べただけで幅広になってトゥの丸みも強くなっているのがわかります。

 

 

当時はスリムなパンツを履いていたので、なおさらトゥのボリュームと丸みが強調され、買ってはみたもののあまり履かずに靴箱の中で眠っていました。

 

 

昨今のクラシック回帰とミックステイストの流れの中で、カジュアルも英国やアメリカやフランスのトラディショナルなテイストをミックスする流れが来ると、足元もデザートブーツのようなクラシックなカジュアルシューズをあわせたい気分になります。

 

 

そこで、数年前から英国製の頃のクラークスに近いものを探し始めたのですが、英国やイタリアでデザートブーツを作るファクトリーはあってもラストが近いものがなく、カジュアルのバイヤーを通してクラークスに問い合わせてみても当時のラストはないという返答。

 

 

それならばラストもパターンも近いものを一から作れるファクトリーはないかと、ダメもとで別注のヒットモデルを数々作っているPORPETTAに依頼し、期待せずに待っていると、上がってきたサンプルはデザートブーツではなく、ドレス顔のチャッカブーツ・・・(苦笑)

 

 

どちらかと言えばイタリアっぽい靴が得意なファクトリーなので、デザートブーツは難しいかなとも思ったのですが、2度 3度とダメ出ししているうちにかなりいい雰囲気になっていき、とうとうこんなものができました。

 

 

 

 

 

 

細身でラウンドしたトゥも自分のイメージにかなり近いものができました。

 

 

以前インスタライブで私のおススメとしてご紹介しましたが、MEN'S EX 10月号の連載でもより詳しくご紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本誌連載ページを是非ご覧ください。

 

 

ということで、自分でもよくできたと思っているこのPORPETTAのデザートブーツ、2色買いしました。

 

 

 

 

今シーズンはカジュアルだけでなく、ジャケットコーディネートにもあわせて履こうと思っています。

 

 

ツイードやコーデュロイのスーツとあわせてもいいですね。

 

 

防水スプレーをかければ雨の日でも気にせず履けるのもいところ。

 

 

私の今シーズンおススメのシューズです。

 

 

完売のサイズも出てきていますが、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、BEAMSのプレスの間瀬はCLARKSのNATALIE

 

 

最近 鴨志田さんがよくスーツにあわせて履いているのと同じです。

 

 

やっぱり間瀬はUAっぽいです(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SEIKOアンティークと復刻モデル

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以前このブログでも何度かご紹介した、義父が営んでいた時計店に眠っていたSEIKOのアンティークの時計。

 

手に入れてから色々調べてみると、50年代や60年代のセイコーはなかなか奥が深く、そのストーリーを知れば知るほど愛着がわき、最近よくつけています。

 

今日はその中で特に気に入っている4本と、今欲しいと思っている特別なセイコーの時計をご紹介します。

 

 

 

 

 

GRAND SEIKO DIASHOCK 5722-9991

 

 

 

 
1967年に発売されたグランドセイコーのセカンドモデルで、太めのラグが特徴です。
 
程度がいいものだとアンティーク市場で20万円弱の価格で売られています。
 
リューズが抜けて無くなっている状態でセイコーにメンテナンスしてもらい、さすがに当時のリューズはもうないので流用パーツを使い復活しました。
 
セイコーからは「今のグランドセイコーの精度は期待しないでください」というコメント。
 
今のグランドセイコーは、スイスのマニファクチュールにも一目置かれる存在なのは知っているので、それは自分も充分に理解しています。
 
手巻きで薄型なので、最近ダークスーツにあわせてよくつけています。
 
 
 
 

 

 

KING SEIKO DIASHOCK 4402-80000

 

 

 

 

グランドセイコーに継ぐ高級モデルだったキングセイコーの中でも、裏蓋が盾メダリオンと呼ばれるモデルです。

 

1965年製のようです。

 

よく見るとエンブレムの真ん中に見たことがあるような王冠マークが・・・

 

ケースは金張りですが状態は良く動作も問題ありません。

 

薄いブラウンのクロコダイルのストラップを着けたのですが、昭和の成金おじさん時計のように見えてしまい、なかなかあう洋服がないので、ストラップを普通のカーフのダークブラウンに替えようと思っています。

 

 

 

 

 

 

SEIKO GYRO MARVEL

 

 

 

 

1959年に開発されたセイコーの2代目の自動巻き時計です。

 

国産腕時計で初めてローター部分にベアリングを採用したセイコーの自動巻きの基礎となった時計です。

 

この時計は1960年に生産中止となったので、1年間しか存在しなかったモデルということになります。

 

ケースは金張りでラグが八の字に広がっているのが特徴です。

 

90年代後半ごろに購入したカミューフォルネのリザードのストラップをつけて、スーツスタイルにあわせてつけています。

 

ドーム型の風防がこの当時の雰囲気を醸し出していてとても気に入っています。

 

 

 

 

 

 

SEIKO SUPER

 

 

 

 

セイコースーパーは1950年に誕生した、セイコーで初めてのセンターセコンドをもつムーブメントを採用したシリーズです。

 

SEIKOの文字の上にSマークがつくモデルはネットでも多く見られるのですが、このシンプルなSEIKOマークだけのものはほとんどないので、正確な製造年はわかりませんが、いずれにしても70年くらい前の時計なのは確かです。

 

私が持っている時計で一番古いものであることは間違いありません。

 

金張りのケースの状態も良く、動作も問題ないので、この時計もスーツにあわせてつけています。

 

50年代の時計は衝撃に弱いらしく、色々なところにぶつけないように気をつけています(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

この4本以外にも数本持っていますが、特に気に入ってよくしているのがこの4本。

 

思いがけず手に入ったセイコーのアンティークですが、それ以降セイコーに興味がわいてアンティークだけでなく、BEAMSの別注モデルや現行のGRAND SEIKOなどもよくチェックしています。

 

そんな俄かセイコーマニアな私が今欲しいセイコーの時計があります。

 

 

SEIKO PROSPEX 1965 メカニカルダイバーズ復刻モデル

 

1965年に誕生した国産初のダイバーウオッチである ”SEIKO MECHANICAL DIVER'S” をBEAMS JAPANの別注として復刻させました。

 

当時のデザインを可能な限り忠実に再現しながらも、素材やムーブメントなどは現代の高級機のレベルにアップデートさせています。

 

世界限定300本(シリアルナンバー入り)。

 

世界中にコレクターがいるセイコーのヒストリカルモデル。

 

これは欲しい。

 

あとは懐具合と相談・・・

 

この前時計買ったばかりなんです。

 

悩みます・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週土曜日はチャリティープロジェクト SIAMO VICINIのイベントで、新宿伊勢丹 メンズ館でお客様のご案内をさせていただきました。

 

 

 

伊勢丹のバッチをつけたレアな画像です(笑)。

 

ちなみに、私とディスプレイがしているのがBEAMSのネイビータイ

 

 

 

 

 

緯糸にネクタイとして縫製できる織り密度の極限まで打ち込みを入れたシルクは、美しい綾の光沢感としっかりとしたハリが特徴です。

 

ノットがとても立体的になり、打ち込みのしっかりしているので緩みにくいのも特徴です。

 

生地だけでなく、大剣裏は古い英国のビスポークタイの仕様を取り入れました。

 

生地、縫製、デザイン全てにこだわり抜いたネイビータイです。

 

https://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21550743380/?color=79


予約販売となりますので、是非ご予約お願いいたします。

 

 

 

 

 

シャツ ジャケット

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このブログも今月21日で10周年を迎えました。
 
我ながら10年間よく続けてきたと思います。
 
10年前はメディア系の人たちのブログはすでにありましたが、バイヤー系の人でブログをやっている人はほとんどいなかった時代。
 
もともとデジタル音痴の私が周りの人たちからすすめられ、何も告知せずに突然ひっそりと始めたのが2010年の10月21日でした。
 
当時ドレスクロージングは、90年代後半からブームとなっていたイタリアンクラシックの流れが続き、まだまだ様々なウンチクが重要視されていた時代。
 
そんなウンチク重視の風潮に少し疲れていた自分が、ウンチクよりも洋服の楽しさを伝えたいと思い、始めたのがこのブログでした。
 
最初は今のfacebookのように画像と短い文章でやっていくつもりが、更新していくうちにそれでは読者に伝わらないと思い、いつの間にか長文の読みものブログになってしまいました(苦笑)。
 
いま思えば、芸能人やインフルエンサーのような短い文章で軽い感じのブログの方が楽だったなとも思います(笑)。
 
10年間でSNSの流れも変化し、なんとなくブログ→facebook、twitter→Instagram→Yutube のような流れになり、ブログをやめた人も多いですが、私は世の中の流れがどうであっても、これからもこのブログを地道に続けていこうと思っています。
 
これからも ELEMENTS OF STYLE をよろしくお願いします。
 
 
 
 
 
 
ということで、11年目のスタートは最近購入したシャツジャケットのお話です。
 
昨今メンズもウィメンズも、いわゆるCPOシャツ、ジャケットと言われるダブルポケットのシャツタイプのジャケットが増えています。
 
BEAMSでも今シーズンはメンズ、ウィメンズともに様々なレーベルでCPOを展開しています。
 
 
 
 
ご覧のとおり、大きめの胸ポケットの付いた様々なテイストのCPOタイプのシャツジャケットを展開しています。
 
 
 
 
 
そして、私が担当するドレスのレーベルでもCPOタイプのシャツジャケットを展開しています。
 
 
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BEAMS 別注 BAGUTTAのCPOジャケット。
 
生地は厚手のコットンフランネル、柄はオトナのカジュアルの定番 ブラックウオッチです。

 

 
かなりアメリカンテイストなので、ブランドタグを見なければどこのブランドのものかわかりませんが、襟の後ろがこんなディティールになっているので、少しだけイタリア的なこなしが入っているという感じです。
 
リアルアメリカンなモノを作ろうという意図ではなかったので、敢えてこのディティールはベースのモデルのまま採用しました。
 
このCPOタイプのシャツジャケット、自分が欲しくて別注までしてバイイングしたものなので先日早速購入しました。
 
生地がかなり厚手でしっかりしていて、洗いもかかっていないので、購入してから家の洗濯機で普通に洗いました。
 
ネルシャツと同じで、洗って着こんでいくうちに柔らかくなっていい風合いになっていくと思います。
 
着丈が少し長かったので5cm詰めることにしました。
 
 
サイドのスリットが10㎝あるので5cm詰めても問題ありません。
 
サンプルチェックはMサイズで行い、自分のサイズはXSなので、実際に製品になって自分のサイズを試着した時に、サンプルサイズと自分のサイズのイメージが少し違うことはよくあります。
 
ということで、お直しに1週間。
 
来週の週末には着られるので仕上がりが楽しみです。
 
 
 
 
 
2年くらい前から、このシャツジャケットタイプのものを展開するサプライヤーが増えてきました。
 
 
 
 
 
 
 
ご覧のとおり、2年くらい前のPITTI UOMOからさかのぼってブーズの画像をチェックしても、このようなシャツタイプの羽織りものが増えているのはわかります。
 
背景はサファリジャケットがトレンドになって、ベルトがない4ポケットやカバーオールタイプがそれに続き、そしてさらにシンプルなCPOタイプに移行していったという流れがあります。
 
確かにあれだけ流行ったサファリタイプが少なくなっているので、カジュアルな羽織りものはよりシンプルなディティールが求められているのだと思います。
 
もう一つは、カットソーやニットの流れに押されシャツが売れなくなってきたことで、シャツブランドがカットソーやニットの上に羽織れるシャツジャケットに力を入れ始めたという事情もあります。
 
10数年前まではイタリア人は襟のないものは着ないと言われ、確かにTシャツやクルーネックのニットをシャツ無しで着る人はほとんどいなかったことを考えると時代は変わったなと感じます。
 
 
 
 
 
このBAGUTTAの別注ポイントはシルエット。
 
実はCPOタイプのシャツジャケットは多くのブランドで展開しているのですが、ドロップショルダーでワイドボディーのいわゆるビッグシルエットのものが多いのです・・・
 
実はこのモデルも元はそのようなシルエットでした。
 
確かにビッグシルエットは今のトレンドですが、オトナが着るには難易度が高いトレンドだと自分は思っています。
 
かといってスリムなシルエットでは古臭いので、緩すぎず細すぎないオトナが着られる丁度いいシルエットで別注しました。
 
なので、私のようにゆったりし過ぎたシルエットは苦手という方には是非おすすめしたいシャツジャケットです。
 
 
 
 
 
 
コーディネートはシンプルにクルーネックのニットやタートルと合わせ、パンツはファイブポケットやミリタリーパンツとあわせようかなと思っています。
 
足元はスニーカーや先日購入したポルペッタのデザートブーツもいいですね。
 
サファリジャケットや4ポケットと違い、上にアウターやコートを着やすいのもいいところ。
 
この秋冬はかなり重宝しそうな感じです。
 
ちなみに、これ以外にもコーデュロイやデニムも展開しています。
 
 
 
 
 
特にデニムはGジャンのかわりにもなり、オールシーズン着られるので重宝しそうです。
 
とりあえずブラックウオッチを着てから考えようと思っています。
 
 
 
 
 
自分がCPOジャケットを初めて着たのが中学生の時、私とCPOジャケットのエピソードがこちらに書かれています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お知らせです。
 
 
BEAMS初となるオンラインファンミーティングを開催します。
 
イベントではご参加いただいた方々と会話を楽しみながら、おすすめのコーディネイトやファッションに関するお悩み相談など様々な企画をご用意しております。
 
和やかで楽しい会です。
 
是非ご応募お待ちしております。
 
詳細はこちらをご覧ください。
 
 
 

 

BARBOUR

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クラシックの定番アイテムの中で持っていないのがBARBOURのオイルドコート。

 

オイルドコートを着たことが無いわけではなく、過去には何度か着たことがあるのですが、残念ながら似合わないんです・・・(苦笑)

 

20年くらい前にミラノでシェットランドのニットにタッターソールのシャツ、モールスキンのパンツ、スエードのチャッカブーツにオイルドコートという、まるで英国人のような格好をして、イタリア人に ”MOLTO ENGLASE”(とても英国っぽいという賛辞)と褒められたのが唯一の救い。

 

オイルドコート自体は好きなので、ラギッドな服が似合わない自分がちょっと残念に感じてしまいます(苦笑)。

 

イタリアでも一時期あまり見かけなくなったバブアーのオイルドコート、5年くらい前から若い人たちを中心に再注目されるようになり、PITTIの会場でもバブアーを着た人が年々増えています。

 

今回はイタリア人とバブアーについてお話したいと思います。

 

 

 

 

 

PITTIの会場でバブアーを着ているスナップを5年前から今年の1月のスナップの中からピックアップしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のとおり、ドレスからカジュアルまで、おそらく皆さんが思っている以上にバブアーを着た人たちがPITTIの会場にはいます。

 

ちなみに女性もいます。

 

 

 

 

日本ではなかなか見られないメンズライクなコーディネートです。

 

5年以上前はオイルドコートを着た人をほとんど見かけなかったので、この5年で明らかにリバイバルしているのがわかります。

 

なぜリバイバルと言うかというと、実は80年代後半から90年代中頃までイタリアでバブアーが大流行したことがあったんです。

 

当時はファッション業界人だけでなく、一般の人たちにもその流行が広がっていました。、

 

メンズだけでなくウィメンズでも流行っていたので、当時日本の女性ファッション誌でもイタリアの女性がバブアーを着ているスナップを紹介した特集が組まれていたくらいです。(たしかJJだったような・・・)

 

イタリアでバブアーが流行った背景は、80年代後半から始まった英国調のトレンドによるものだったと思います。

 

もともと英国に対する憧憬が強いイタリア人が、英国調の流れが来たことによって、英国色が強いアイテムに注目するのは自然な流れでした。

 

当時チャールズ皇太子をはじめ英国王室の人たちがバブアーを着た画像がメディアに多く取り上げられていたので、その影響もあったと思います。

 

ウィメンズはダイアナ妃がバブアーを着ていた影響も強かったと思います。

 

当時イタリアの業界人たちは、サルトリアで仕立てたスーツやKITONやATTOLINIのような高級なスーツの上にバブアーのオイルドコートを羽織る人たちが本当に多くいました。

 

余談ですが、当時イタリアのファッション業界人たちの間でレンジローバーが流行っていたのですが、それもチャールズ皇太子がレンジローバーに乗っていたのがきっかけでした。

 

そして、イタリアのブランドの重鎮たちがレンジローバーを乗っているのを見て、日本のイタリアブランドのインポーターやエージェントの社長たちがそれに影響され、レンジローバーに乗る、というような流れでした(笑)。

 

その後90年代中頃になると、同じ英国調でもチェスターコートに代表されるテーラードコートの流れが強くなり、オイルドコートのトレンドも終息していきます。

 

それ以降イタリアでオイルドコートがリバイバルすることはなかったので、20年ぶりくらいのリバイバルと言うことになります。

 

いま着ている人たちは当時の大ブームを知らない世代がほとんどです。

 

ジャケットやスーツにバブアーのオイルドコートというコーディネートは、当時を知る自分にとっては懐かしく感じますが、当時を知らない人たちにとってはとても新鮮なコーディネートなのだと思います。

 

日本でもここ数年バブアーブームが起きていますが、皆さんもイタリア人とバブアーというのはイメージ的にあまり結びつかないのではないかと思います。

 

オイルドコートが似合わない私が言うのも説得力がないかもしれませんが、80年代から90年代中頃にイタリアで流行ったクラシックなスーツやジャケットにオイルドコートを羽織るようなコーディネートが今また新鮮です。

 

バブアーのオイルドコートをすでに持っている方は是非試してみてください。

 

そして、これからバブアーを購入される方は、カジュアルだけでなく、ドレススタイルにもあわせられると考えていただければと思います。

 

ちなみに、当時バブアーと同じくらい流行っていたのがLAVENHAMのキルティングジャケット

 

これについてはまた別の機会にお話ししたいと思います。

 

ちなみにラベンハムのオーナーはイタリア人。

イタリア人は本当に英国モノが大好きなんです。

 

そんな話を今度あるYouTubeチャンネルでお話します。

 

アップ日など決まりましたらご報告します。

 

 

 

 

 

改めてBEAMSのオンラインショップをチェックすると、バブアーのバリエーションがすごいです。

 

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別注も含めメンズもウィメンズも充実のラインナップ。

 

バブアーをお買い求めの際は是非BEAMSで。

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お知らせです。

 

11月2日(月) 21:00から二回目となるライブショッピングを行います。

 

 

オフに使えるカジュアルアイテムから、ビジネスシーンに必見のVゾーンコーデまで、おすすめのアイテムをご紹介します。

 

是非ご覧ください。

https://www.beams.co.jp/news/2205/

 

 

 

 

 

 
VIVA FASHION ”BEAMSってどんな会社” 後編アップしました。

 

 

こちらも是非ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=GPdd1v6kkn4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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